ド軍指揮官 逆転3ランのT・ヘルナンデスの勝負強さ絶賛「打点挙げる能力は間違いなくエリートクラス」

2025年5月22日(木)14時29分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース3—1ダイヤモンドバックス(2025年5月21日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日)、本拠でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。4打数無安打に終わったが、1点を追う6回にテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)の逆転3ランで試合をひっくり返し、逆転勝利を飾った。チームは今季ワースト4連敗の後、2連勝と息を吹き返した。

 試合前まで16イニング連続無失点と絶好調の2021年サイ・ヤング賞右腕のバーンズとの対戦。第1打席は内角中心の配球で最後は低めのボール球のカーブを振らされて空振り三振に倒れた。第2打席もカットボールで執拗(しつよう)な内角攻め。2球目のカットボールを打ったファウルが自打球となって思わず天を仰いだ。さらに5球目も同様にカットボールを打ったファウルが右ふくらはぎ付近に当たり、顔をしかめながら珍しくいらだったような表情も見せた。この打席はやや甘く入った6球目のカットボールを捉え打球速度109マイル(約175.4キロ)の痛烈なゴロとなったが、二塁正面だった。

 第3打席は0—1の6回無死一塁の場面。バーンズとのこの試合3度目の対戦で、初球の内角カットボールを捉えて右翼方向へ高々と打ち上げた。打球角度40度で上がると、本塁打を期待するファンが大きな声を上げたが、右翼フェンス手前で失速してため息に変わった。大谷は打ち取られたがベッツが左前打でつなぐと、2死後にT・ヘルナンデスが中越えに逆転3ランをたたき込んで試合をひっくり返した。

 投手陣は先発のメイが6回5安打1失点と好投して今季2勝目。9回は前日にセーブ機会で失敗した抑えの左腕スコットがきっちりと締めて借りを返した。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は、T・ヘルナンデスが大事な場面で活躍できる理由について言及。「彼はあの場面を楽しんでるんだと思う。失敗を恐れていないし、感情をコントロールできる。速球を粘って打つこともできるし、変化球も全方向に打ち分けられる。ランナーを還すには、そういうスキルが必要なんだ。彼は打点を挙げる能力において、間違いなくエリートクラスに入るよ」と絶賛した。

 23日(同24日)からメッツ、ガーディアンズと敵地で6連戦。その前に2連勝したことについて問われると「大きかったよ。本当に大事なことだ。今後のスケジュールを見れば、勝てる試合、リードしている試合は確実に取りたい。ここ2試合はそれができたし、これからのロードシリーズは大きな試練になる。メッツは今シーズンずっと調子が良くて、きっとリベンジに燃えてくるだろう。ファンも盛り上がるし、雰囲気は激しくなるはず。でも、うちはいいプレーができると思ってるよ。まずは先発投手からだ。今、うちはいい流れに乗っていると感じている」と話した。

スポーツニッポン

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