ロッテ新本拠マリン 34年に開業へ 市は当初ドーム型検討も断念 その理由は?

2025年5月23日(金)5時30分 スポーツニッポン

 老朽化が進むプロ野球・ロッテの本拠地ZOZOマリンスタジアムを所有する千葉市の神谷俊一市長が22日、近隣に新球場を新設する基本構想の骨子を発表した。従来と同じ屋外型スタジアムで、幕張豊砂駅から約500メートルの幕張メッセ駐車場に2034年の開業を目指す。

 市はドーム型も検討したが海や風を感じることができる現球場ならではの雰囲気の継承や、コスト面などを考慮し見送った。概算事業費は約650億円。同じ屋外型として知られる日本ハムのエスコンフィールドは周辺施設を含めて総工費約600億円だった。建築資材が高騰している中、ロッテなど官民からの資金調達で賄う。

 さらに民間投資を活用して商業、エンタメ機能の拡張を図り、ホテルなどを設置する「ボールパーク」化を目指す。神谷市長は「野球がない日でも、非日常感を体験できるような場所にしていきたい」と強調した。

 収容人数は約3万3000人で、12球団の本拠地で最少の2万9645人収容の現球場から1割程度拡張。人工芝を採用し、客席上部には屋根の設置を検討。屋内練習場を球場に接続する形で整備する。ロッテの高坂俊介社長は「千葉市と連携し、魅力的なスタジアムづくりを通して地域の未来に貢献できますよう、協議・検討を重ねてまいります」とコメントした。

スポーツニッポン

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