若隆景が11勝目 平戸海に勝ち、大関への起点で白星上積み
2025年5月24日(土)17時49分 スポーツ報知
若隆景(手前)が平戸海を押し出しで下し11勝目を挙げる(カメラ・今西 淳)
◆大相撲夏場所14日目(24日、東京・両国国技館)
小結・若隆景(荒汐)は、西前頭3枚目・平戸海(境川)を押し出し、11勝目とした。鋭い立ち合いから、右から投げ、相手の体勢を崩して勝利。大関昇進の目安は、三役で直近3場所33勝。今場所、小結に返り咲いた若隆景にとっては、白星をひとつでも多く積み重ねることが、大関につながっていく。
22年春場所で初優勝し、大関の有力候補と見られていたが、23年春場所の右膝の大けがで幕下まで陥落。しかし、今場所はこれで11勝。「集中して最後まで取りたい」と多くは語らない若隆景だが、千秋楽も勝って勢いをつけたい。