男子ハーフは大橋秀星が9年ぶりV スポニチ山中湖ロードレース
2025年5月25日(日)12時35分 スポーツニッポン
第45回スポニチ山中湖ロードレース(スポーツニッポン新聞社、山中湖村主催)は25日、山梨県南都留郡山中湖村で9197人がエントリーして行われた。
男子ハーフは大橋秀星(35)が1時間8分47秒(速報値)で9年ぶり2度目の優勝を果たした。
16年大会で初出場初優勝を果たした。19年も3位に入ったが、去年は途中棄権。「前回は寒くて体調不良になってしまった。その分、勝ててうれしい」と笑みを浮かべた。
号砲一発、雨上がりのコースに飛び出した。集団から早々に抜け出し「前半からひとりで走っていたので、自分との戦いだった」。2位に2分8秒差をつけ、強さを見せつけた。
千葉県出身。松戸一中で陸上を始め、専大松戸から進学した専大時代に箱根駅伝に3度出場。2、4年に1区、3年は4区を走ったエリートは、卒業後にJR東日本で実業団選手として16年3月まで活躍した。現在は小平市役所に勤める公務員ランナーだ。
今回は前日から雨が降り続くコンディションだったが「途中から晴れたので良かった。風が強かったので記録的には今ひとつだった」という。
来年は3度目の優勝を目指すことになるが「好機があれば狙いたい」と控えめ。それでも、市役所の地域安全課で闇バイトや特殊詐欺の対策をしている35歳は「景色が良くて、沿道の応援も多い」という山中湖で結果を求める。