東農大北海道オホーツク 2季ぶりリーグV!6大会連続出場の全日本大学野球選手権で3年ぶり勝利目指す

2025年5月25日(日)5時6分 スポーツニッポン

 ◇北海道六大学野球・最終節第1日 東農大北海道オホーツク1—0函館大(2025年5月24日 とましんスタジアム)

 8戦全勝の東農大北海道オホーツクが1敗で追う函館大と対戦。延長11回1—0とサヨナラ勝ちし、最終戦を待たずに2季ぶり38度目の優勝を決め、6大会連続21度目の全日本大学選手権(6月9日開幕、神宮ほか)出場権を手にした。先発の渡辺恵多(4年、新潟・中越)が10回1安打無失点と好投。「1番・捕手」の北口祥夢(4年、旭川実)が延長11回2死二塁で中前にサヨナラ打を放った。東農大北海道オホーツクは同選手権1回戦で、佛教大(京滋大学連盟)と対戦する。

 優勝を懸けた一戦は両軍ともに譲らず、0—0で迎えた延長11回。2死二塁で1番・北口の勝利への執念が勝り、しぶとく中前にはじき返した。3時間を超える激闘に決着をつけた北口は、本塁上で2季ぶり優勝の歓喜の輪に飛び込んだ。

 「打った球は覚えていない。気合と根性だけで打った。前の打席にチャンスで凡退し、汚名返上できた」。昨年の秋季リーグ戦では三塁手を務めたが、今春の沖縄キャンプから再び捕手に戻った。「打者の心理や雰囲気を三塁から違う目線で見ることができて、捕手に生かせた」と無失点に抑えた投手陣のリードでも一役買った。

 先発・渡辺恵は8回途中までノーノー投球でスコアボードに0を並べた。140キロ台の直球を制球良く投げ込み、カットボールなど多彩な変化球を交えて抑えた。8回2死に初安打を許したが、10回115球を投げ、被安打は1本のみ。「去年は(秋に函館大に)負けていたのでやり返したかった。相手をねじ伏せる気持ちで投げた」。同じ4年生でエース格の神宮僚介(群馬・桐生第一)が昨年7月に右肘を手術。投手陣が一丸となって春季リーグ戦に臨み、9試合で2失点のみに抑えた。

 全日本大学野球選手権では3年ぶりの勝利を目指し、1回戦で佛教大と対戦する。昨年1回戦の天理大戦で1回1/3を投げて4安打2失点だった渡辺恵は「自分の力を発揮できなかった。近年(チームも)全国で勝利がない。自分が攻める姿勢を見せたい」と、リベンジを誓った。(武田 政樹)

スポーツニッポン

「北海道」をもっと詳しく

「北海道」のニュース

「北海道」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ