亀田和毅の“頭”が王者レオの強さを消した...リーゼントボクサー「これは“わざと”だなと」
2025年5月26日(月)14時54分 スポーツニッポン
元日本、OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者で、世界王座挑戦経験もある和気慎吾氏(37)が、自身のYouTube「和氣慎吾のリーゼントチャンネル」に出演。世界3階級制覇に失敗した亀田和毅(33=TMK)の去就について言及した。
亀田3兄弟の三男・和毅が24日のIBF世界フェザー級タイトルマッチで王者アンジェロ・レオ(米国)に0—2の判定で惜敗し、兄・興毅に続く日本人8人目の3階級制覇を逃した。
試合中、何度も頭がぶつかり合う展開。現WakeRiseジムの会長でもある和気氏は「これは“わざと”だなと思った」と明かした。
もちろん故意のバッティング狙いという意味ではない。空間をつくると王者はどんどん前にプレッシャーをかけてくる。亀田陣営が取ったのは「これ以上下がらない」という作戦で、王者はやりにくかっただろうと指摘した。
和気氏は「(レオは)思ったより強さを感じなかった」と振り返った。それは亀田和が王者の良さを消した結果だという。
今回は“亀田家最終章”を銘打った興行だった。人気の階級で、今後、井上尚弥(大橋)の参戦が予想される階級だけに次のチャンスがあるか分からない。
ただ、和気氏はボクサーとしてのポテンシャルから見れば「まだやれるでしょう。あとは本人の気持ち次第」とエールを送った。