明大 勝ち点を4に伸ばし早慶戦の結果待ちに 東京六大学野球

2025年5月26日(月)16時41分 スポーツニッポン

 ◇東京六大学野球春季リーグ戦第7週最終日3回戦 明大3—2法大(2025年5月26日 神宮)

 明大が1点差で逃げ切り勝ち点を4にして優勝に望みをつないだ。「きのう不甲斐ない試合をしてしまった。今日は勝つしかないぞ」と戸塚俊美監督のゲキを受け、5回に敵失で挙げた2点を継投で逃げ切った。

 不振の木本主将、4番を打った内海を外し打線も組み替えた。その中で中1日の毛利が6回を1失点。「疲れはありましたけど、何とか試合は作れました」と6回のピンチも渾身のスライダーで法大の4番・松下を三振に仕留めピンチを脱した。これでシーズン6勝目、通算でも10勝と勝ち星を二桁に乗せた。「エース育成」が指揮官の最初の仕事だったが、毛利が成長してチームを救った。

 今年4月から社会人となった弟・遥大さんから「初任給で疲れの取れるパジャマを送ってくれて、毎日それを着て寝ています」と毛利は感謝。防御率も1・34と最優秀防御率のタイトルもほぼ手中に収めた。

 打率首位の宮田は「チームのために」とフル出場。2打席目に安打を放ち、この時点でトップもその後2打席凡退して首位の座を明け渡した。「チームのために出てもらいました」と戸塚監督は宮田の姿勢に感謝を口にした。9回、守護神の大川が足を痛めるアクシデントで降板、ピンチに2年生左腕・大室が登板し「心の準備ができていなかったけど、気合いを入れ直して投げました」と後続を抑えて勝ち点をもぎ取った。「後は早慶戦。早稲田とプレーオフの準備のため練習します」と指揮官に安堵の表情はなかった。

スポーツニッポン

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