【Bリーグ】宇都宮・田臥主将は万感「誰も諦めなかった」終盤は祈り「ケビンの力必要だった」

2025年5月27日(火)22時56分 スポーツニッポン

 ◇Bリーグチャンピオンシップ(CS)決勝・第3戦 宇都宮73ー71琉球(2025年5月27日 横浜アリーナ)

 2戦先勝方式の最終第3戦が行われ、宇都宮(東地区1位)が琉球(西1位)に競り勝ち、リーグ最多となる3度目の頂点に立った。前半12点の劣勢を強いられたが、第4Q残り33秒でシューターの比江島慎(34)が逆転の3点シュートを決め、勝利を決定づけた。

 2月にケビン・ブラスウェル監督が46歳の若さで死去。特別なシーズンを終え、優勝トロフィーを掲げたのは44歳ベテランの田臥勇太主将だった。「何度掲げても最高っすね。毎回違う優勝の仕方で、今回特別。ケビンのこともあって、何としても優勝したいと思った。誰も諦めなかった」と振り返った。

 試合終盤はベンチから祈ることしかできなかった。「凄い試合でしたね。最後の最後まで誰ひとり諦めずに戦った結果。ケビンが勝たせてくれた」と語る。比江島の活躍については「Wエースのもう一人がなかなかエンジンかからず…。でもみんな信じて絶対やってくれると思った。勝負どころではやってくれたので、さすがというか。これもケビンがケツを叩いてくれたと思う」と笑顔で話した。

 「終盤はとにかくケビンに祈っていた。ケビンが絶対に見てくれているというか、なんとかしてくれるというか。ケビンの力が必要だと思って、それだけでした」と明かす。「本当につらかった。思い出すだけできつい。こうやって終われたので、ケビンは本当に喜んでくれていると思う」と語り、来季については「しばらくはチームみんなで優勝に浸らせてください」と話すにとどめた。

スポーツニッポン

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