【Bリーグ】宇都宮 3季ぶり3度目の優勝!急死ブラスウェルHCにささぐ大逆転勝利 V弾の比江島慎は涙
2025年5月27日(火)21時23分 スポーツニッポン
◇Bリーグチャンピオンシップ(CS)決勝・第3戦 宇都宮73ー71琉球(2025年5月27日 横浜アリーナ)
琉球(西地区1位)と宇都宮(東地区1位)が優勝を懸けて、Bリーグチャンピオンシップファイナル第3戦で対戦。宇都宮が第4Qに12点差をひっくり返す大逆転勝利。対戦成績2勝1敗で3季ぶりの優勝をつかみ取った。試合後には比江島慎が歓喜の涙を流した。
優勝が懸かる運命の第3戦。宇都宮は前半なかなか流れを掴めないまま、28—40と12点ビハインドで折り返した。しかし後半に入ると一変した。前半無得点だった比江島が残り8分21秒でフリースロー決めて初得点を挙げるとチームが勢いに乗った。残り2分11秒で1点差まで詰め寄った。
その後0—6のランをくらってリードを広げられたが、チーム誰1人優勝を諦めてなかった。第4Qもリードされる展開だったが、残り1分15秒でDJ・ニュービルの3Pシュートで逆転に成功。さらに67—68の残り33秒で左コーナーから比江島が3Pシュートを決めて再逆転に成功した。その後も何とかリードを守り切って、大逆転劇で優勝を勝ち取った。ニュービルがチーム最多19得点、決勝弾の3Pシュートを決めた比江島は17得点を記録した。
試合終了した瞬間に比江島は歓喜の涙が止まらなかった。
宇都宮は今年大きな不幸があった。2月24日にケビン・ブラスウェルHCが46歳で急死。その後はジーコ・コロネルアシスタントコーチが代行HCに就任した。チームの中心である比江島は「今季は特別な思いでチャンピオンシップに臨んでいる。勝ってケビンとジーコを日本一のコーチにさせてあげたい」と、3季ぶりのファイナル制覇への熱い思いの通り、大逆転勝利で優勝をつかみ取った。