武居由樹V2へ「横浜沸かせる」 BUNTAI初のボクシング興行でメーン「モチベーション高い」

2025年5月27日(火)12時55分 スポーツニッポン

 ◇プロボクシング WBO世界バンタム級タイトルマッチ 王者武居由樹(大橋)<12回戦>同級7位ユッタポン・トンディ(タイ)(2025年5月28日 横浜BUNTAI)

 ダブル世界戦興行の前日計量が27日、試合会場の横浜BUNTAIで行われ、一般にも公開された。WBO世界バンタム級タイトルマッチで2度目の防衛戦に挑む王者・武居由樹(28=大橋、10勝8KO)はリミットいっぱいの53.5キロで、挑戦者の同級4位ユッタポン・トンディ(31=タイ、15勝9KO)は200グラムアンダーの53.1キロで、それぞれ一発パスした。

 開始45分前、横浜BUNTAIの前にはファン30人が列をつくり、100人近いファンが計量を見守った。拍手に迎えられて計量会場に姿を見せた武居は応援団から「ヨシキー!」の声がかかる中、計量をパスするとガッツポーズをつくった。2ショット撮影で「武居!」の声に武居は口元を緩め、ユッタポンは「サワディーカップ!」の掛け声にニッコリ。フェースオフでは2人でガッチリ握手をかわしたあと、23秒間にらみ合った。

 K—1時代にも公開計量を経験した武居は「凄くうれしかった。自分のTシャツを着てくれたり、本当に力になりました」と声援に感謝した。バンタム級も3試合目とあり「ここ最近で一番減量もうまくいった、減量の仕方も少し分かってきた」とコンディションは上々の様子。実際に向き合ったユッタポンの印象を「体つきは見られなかったんですけど、顔つきは凄くよかった。並んでみて背は低いと感じた」と述べながらも、「戦う目をしていました。良い表情をしていたと思います」と殺気も感じ取っていた。

 世界戦は2試合とも判定勝ちで、今回のテーマには「野性味」も掲げている。「練習から調子が良くて、感覚的に良い時の自分が帰ってきている雰囲気がある。明日リングに上がるのが楽しみ。燃えてます。めちゃくちゃモチベーション高いです」と意気込んだ。リニューアルされ、昨年開場した横浜BUNTAIでボクシング興行が開催されるのは初めて。20年に閉館した旧横浜文化体育館も、17年12月に井上尚弥がWBO世界スーパーフライ級王座7度目の防衛に成功するなど、大橋ジムと縁の深い場所だった。「大橋ジムにゆかりのある文体で今回、自分がメインを任せていただいたので、ジムの看板を背負って横浜を沸かせたいと思ってます」と決意表明した。

スポーツニッポン

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