パリSGが小杉獲りへ! スウェーデンで活躍、U20日本代表の“強心臓DF” セルティックなども興味

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　欧州チャンピオンズリーグ（CL）決勝に進出しているフランス1部の名門パリ・サンジェルマン（SG）が、スウェーデン1部ユールゴーデンのU—20日本代表DF小杉啓太（19）獲得に動いていることが27日、分かった。複数の関係者によると、既に水面下で接触しているという。一部メディアでは獲得確率40％とも報じられている。　

　左サイドバックを主戦場とする小杉はスピードや対人の強さを生かしたプレーが持ち味。湘南の下部組織で育ちトップ昇格せずに昨年3月、ユールゴーデンに加入した。強心臓も武器で同5月にプロデビューし、レギュラーを奪取。今季の欧州カンファレンスリーグでは11試合に出場し、2得点でチームの4強入りに貢献するなど、欧州の舞台で実力を遺憾なく発揮した。

　パリSGは今季、4連覇を飾ったリーグとフランス杯の2冠を達成。欧州CLでは3冠がかかっている。かねてビッグクラブへの移籍やCL優勝を目標に掲げる小杉を巡っては、セルティックやセリエAの強豪アタランタなど複数クラブも興味を示すなど、争奪戦に発展している。来月のW杯予選でA代表に初選出されてもおかしくなかった若きホープの決断に注目が集まる。

　◇小杉　啓太（こすぎ・けいた）2006年（平18）3月18日生まれ、神奈川県鎌倉市出身の19歳。地元クラブの西鎌倉SCで本格的にサッカーを始め湘南U—15、U—18でプレー。24年3月にスウェーデン1部ユールゴーデンに加入。日本代表はU—15世代から各年代で選出。23年U—17W杯出場。1メートル72、69キロ。利き足は左。

　▽パリSG　フランス首都パリ近郊を拠点とする2クラブが合併して1970年に創設。2011年からカタール王族が実質的なオーナーを務め、豊富な資金を武器に大型補強を敢行。リーグ13回、フランス杯16回、リーグ杯9回、欧州カップウィナーズ杯1回などの優勝がある。過去にはメッシやフランス代表FWエムバペ、ネイマールらが所属。本拠地はパルク・デ・プランス。