落合博満氏 通算2000安打到達した浅村に「あと10年やれば3000本」その秘けつは...
2025年5月29日(木)16時5分 スポーツニッポン
現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(71)が25日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。24日の日本ハム戦で史上56人目、平成生まれでは初めて通算2000安打に到達した楽天の浅村栄斗内野手(34)について語った。
落合氏は浅村の特筆すべき部分を語った上で、大記録目前で不振になったことにも言及した。「ただ、あと9本で30打席以上もノーヒット。何があったんだろう。連続試合出場も途切れて。2000安打達成より、連続試合出場が途切れたことが悔しいんじゃないかと思う」と、その心中を推察した。
落合氏は「試合に出続ける。何げない記録だけど。ベンチの指示で監督が“休め”と言えば(本人が出たくても)休まなきゃいけない。出続けることの大変さはある」。連続試合出場は打撃などの調子やケガとの闘いだけでなく、チーム状況や首脳陣の方針にも左右される。「俺が監督だったら(浅村を)使い続けたけどね」「記録って大事」などと語った。
今後の浅村について「まだ34歳。今年35歳か。あと10年はやるよ。45歳まで。それをやるためには地道な練習、下半身を主体にね。若返ることはないから年齢相応のトレーニングでケガしない体をつくれば2700〜2800本はいくと思う。あと10年やれば3000本はいくんだろうけど。それとホームランを打つことを忘れちゃいけない。振り切るスイングを貫けるかどうか」と期待を込めて語った。現在のスタイルを継続することが年齢を重ねても数字を残す秘けつだと指摘した。