侍ジャパン 栗山監督退任でささやかれる「意外な本命候補」
2023年5月30日(火)11時49分 ココカラネクスト
パ・リーグ首位と吉井監督の采配にも注目が高まっている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
侍ジャパンを率い、今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの世界一に導いた栗山英樹監督が退任することが決まったという。
そして気になるのは後任候補だ。すでにイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)、松井秀喜氏(ヤンキースGM特別アドバイザー)の名前や、現役評論家陣の間からも2015年から指揮を執ったソフトバンクにおいて在籍7年間で3度のリーグ優勝、5度の日本一を成し遂げるなど「短期決戦の鬼」として知られる工藤公康氏、野球観に定評のある古田敦也氏、元巨人監督の高橋由伸氏なども候補として浮上している。
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一方、ファンの間から熱烈に支持されている人物もいる。今春のWBC、侍ジャパンで投手コーチを務め、現在はロッテの監督を務める吉井理人氏だ。
ネット上では「実績で選ぶなら吉井さん!」など、次回WBCは、大谷翔平や佐々木朗希、山本由伸など今回のメンバーも継続して選ばれることが濃厚とあって、すでに関係性を築けている吉井氏は適任という見方もある。
また今回のWBCでは初の日系人参加となったカージナルス・ヌートバーやレッドソックス・吉田正尚、エンゼルス・大谷、パドレス・ダルビッシュ有やメジャー組が多く参戦した。連覇を狙う第6回大会もこの流れは続くと見られており、指揮官も国際大会やメジャー経験豊富な人選が大事になってくるといわれている。この点においてもメジャーも経験した吉井氏は当てはまる。
コーチングについても学び、しっかりした理論を持っていることで定評がある吉井氏は今季から指揮を執るロッテでも選手たちの潜在能力を引き出し、チームをまとめている。
30日から始まるパ・リーグ交流戦に向けても台風の目となることが予想される吉井ロッテが様々な意味で注目となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]