ル・マン走行初日にGTEクラスのBoPが変更。フェラーリに3つの調整が入る/WEC

2022年6月8日(水)23時42分 AUTOSPORT web

 WEC世界耐久選手権第3戦ル・マン24時間レースの走行初日である6月8日(水)、LMGTEプロ、およびLMGTEアマクラスのマシンを対象とした最新BoP(バランス・オブ・パフォーマンス/性能調整)が発表され、フェラーリとポルシェがこの対象となっている。


 フェラーリ488 GTEエボは、ル・マンでのトラックアクションが始まる際に発行された最新のBoPリストに従い、3つのパラメーターの調整を受けることになった。


 GTEプロとGTEアマ両クラスの488GTEエボには、ターボブースト圧と最大搭載燃料量の削減とリヤウイングの最小許容アングルの変更が言い渡された。


 具体的には、プロクラスは7ミリバール、アマクラスのフェラーリは6ミリバールのターボブースト圧が全回転域で削減されている。また、燃料タンク容量はともに3リットル減らされ、変更後はそれぞれ87リットルと84リットルとなった。


 リヤウイングの最小アングルについては5.3度からマイナス5.3度へと変更された。


 プロ、アマ両クラスすべてのポルシェ911 RSR-19のリヤウイング角度も“跳ね馬”と同様の変更を受けており、最小アングルが2度からマイナス1.8度となった。


 一方、プロクラスのシボレー・コルベットC8.Rと、アマクラスを戦うアストンマーティン・バンテージAMRのパラメーターは今回のBoPでは変更されていない。


 8日に発表されたGTE車両向けの調整は先週日曜に行われたテストデー以降、初めて実施されたBoP変更となっている。

ポルシェGTチームの91号車ポルシェ911 RSR-19 2022年WEC第3戦ル・マン24時間

AUTOSPORT web

「フェラーリ」をもっと詳しく

「フェラーリ」のニュース

「フェラーリ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ