小暮卓史、RECARO RACINGから86/BRZレース参戦へ。スバルBRZをドライブ

2021年6月22日(火)7時30分 AUTOSPORT web

 2019年にレカロレーシングチームを発足させ、国内最大級のワンメイクシリーズTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceのプロフェッショナルクラスに参戦しているRECARO Racingは、シーズン当初に予告していたとおり7月24〜25日に開催予定の第4戦SUGOより、長年スーパーGTで活躍してきた小暮卓史がチームに加わることを発表した。


 長年にわたってホンダのエースドライバーとしてGT500クラスを戦い、現在はGT300クラスでJLOCのランボルギーニをドライブする小暮が、同じくGTドライバーたちが多数参戦している86/BRZレースに挑む。ゼッケン番号は“909”、車両はスバルBRZだ。


 小暮は2021年シーズン第4戦より、レカロレーシングチームからシリーズ初参戦を果たす予定。これにより同チームは、佐々木孝太、井口卓人、小暮という3人のドライバー体制で、今季の残り8ラウンドを戦っていくことになる。

GR86/BRZレースに『RECARO RACING TEAM』から参戦することが決まった小暮卓史


 レカロジャパンは、自動車用本格フルバケットシート『プロレーサーRMS』の開発などに、モータースポーツを通じて得た知見や経験をフィードバックすることを目的とし、2019年にレカロレーシングチームを設立。同年より国内最大級のワンメイクシリーズである86/BRZレースに参戦し続けている。


 2021年シーズンのプロフェッショナルクラスには、ここまで906号車RECARO 86 DL Kをドライブする佐々木と、988号車RECARO BRZ BS Tをドライブする井口の2台体制で参戦。開幕戦もてぎ、第2戦富士、第3戦オートポリスを終えた時点で井口がランキング10位につけている。


 そんな今季の中盤に差し掛かる第4戦菅生ラウンドから、レカロレーシングチームに小暮が加入する。参戦にあたって小暮は「86/BRZレースのプロクラスのレベルの高さ、ナンバー付きワンメイク車両の難しさは充分に理解しています」とコメント。


「レースに参加したい気持ちと、簡単には参加できるレースではないという想いに葛藤してきましたが、ようやく決心がつきました」と胸の内を明かした。


 レカロレーシングチームのチームマネージャーを務める前口光宏氏は「チームメイトの佐々木孝太選手も井口卓人選手も小暮卓史選手の加入を歓迎し、ともにテストを重ねてきました。チームメイトでもあり、同じレースを戦うライバルでもありますが、非常に良い関係を築けています。残りのレース全戦を3台で走り切りたいです」と抱負を語る。


 なお、小暮がスバルの本社がある群馬県の出身であること、スバル車で公式レースに参戦することは今回が初めてということもあり、地元のスバルディーラー、富士スバルがチームを全面的にバックアップすることを約束。同じくスバルBRZで参戦する井口がドライブする988号車と合わせて、車両メンテナンスからレースメカニックのサーキットへの派遣などのサポートを行うという。


 2019年9月からチーム加入を誘われていたものの、1年と10カ月もの間葛藤し続けた小暮。悩み抜いた末に答えを出した2010年のスーパーGTシリーズチャンピオンは7月24〜25日、スポーツランドSUGOで開催される今季第4戦で86/BRZレースデビューを果たす。

『RECARO RACING TEAM』909号車スバルBRZ、ドライバーは小暮卓史。GR86/BRZレース第4戦SUGOより参戦
GR86/BRZレースに『RECARO RACING TEAM』から参戦することが決まった小暮卓史


■TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第4戦以降のスケジュール


































RoundDateCircuit
第4戦/第5戦7月24日(土)〜25日(日)スポーツランドSUGO
第6戦/第7戦8月28日(土)〜29日(日)十勝スピードウェイ
第8戦9月18日(土)〜19日(日)鈴鹿サーキット
第9戦/第10戦10月16日(土)〜17日(日)岡山国際サーキット
第11戦11月20日(土)〜21日(日)富士スピードウェイ

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