交流戦Vを逃すも6月好調の巨人 球界OBはさらなる浮上を予感「腹の座った野球ができている」

2023年6月22日(木)7時0分 ココカラネクスト

リーグ戦再開後の巻き返しに向けて原監督による整備は進んでいる(C)Getty Images

 現在リーグ3位の巨人は11勝7敗の貯金「4」で交流戦全日程を終了した。勝率・勝利数ではDeNA、ソフトバンク、オリックスと勝率・勝利数で並んだものの、得失点率差で交流戦優勝に惜しくも手が届かなかった。

 前半戦はリリーフ陣の苦戦もありBクラスに低迷していた巨人だが、交流戦で調子を上げたことにより現在はリーグ3位まで浮上した。逆転優勝へ向けて、勢いに乗っているチームを球界OBはどのように見ているのか。

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 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルを更新し、巨人について言及した。

 高木氏は「菅野が戻ってきたし、グリフィンがまずまず投げられて、横川と山崎伊織が良くなってきている。リリーフ陣も交流戦で防御率が良くなった。中川が戻ってきたり、菊池が良かったり」と、怪我で離脱していた投手の復帰や結果を残している若手投手の名前を挙げ、「徐々に戦っていける体制が整ってきている」と高評価した。

 また、「1番・坂本、2番・梶谷の2人はホームランもあるし、くせ者だからいやらしさがある。秋広はちょっと心配だけど若いからまた上がってくるだろうし、岡本や大城の調子が良くて、中田は勝負強い」と話し、巨人が誇る強力打線についても言及。その上で、「ジャイアンツは、結構(上に)来ると思うよ」と話し、さらなる浮上を予想した。

 野手陣ではベテランの選手が多い巨人だが、同氏は「(ベテラン勢は)経験値が高い。試合の中でいろいろなノウハウを出してくるよね」と話した。ベテランが多いチームだからこその強みがあるようだ。

 さらに、高木氏は「(オリックスの)山本由伸に負けたときは、監督が全選手を使うぐらいの攻撃を仕掛けていた。そしたらチームが動き出したし、敗戦の中に光るものが見えた。それから巨人がすごく良くなってきた」と話し、6日のオリックス戦(京セラ)を挙げて、巨人が交流戦に勢いをつけたきっかけについて話した。

 また、現在の巨人について「腹の座った野球ができているよね」と高木氏はコメントしている。リーグ戦再開後もその勢いを持続させることができるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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