バルサ退団のD・アウヴェス、新天地はメキシコに決定!「若者たちにレガシーを残したい」

2022年7月26日(火)0時45分 サッカーキング

ダニエウ・アウヴェスの新天地はメキシコに決定 [写真]=Getty Images

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 メキシコのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナル(プーマスUNAM)は23日、ブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスの加入を正式に発表した。

 2021−22シーズン限りでバルセロナを退団し、去就に注目が集まっていたダニエウ・アウヴェスの新天地が、メキシコに決まった。クラブは既にメディカルチェックの通過を発表しており、入団会見では背番号「33」のユニフォームがお披露目されている。チームのトレーニングにも合流済みだという。

 現在39歳のD・アウヴェスは母国のバイーアでキャリアをスタートさせると、2002年夏にセビージャへと渡った。2008年夏にはバルセロナへと完全移籍し、2016年までプレー。公式戦391試合出場23得点を記録し、ラ・リーガやチャンピオンズリーグ(CL)など23個のタイトルを獲得していた。バルセロナ退団後はユヴェントス、パリ・サンジェルマン、サンパウロを渡り歩き、昨年11月には短期契約でのバルセロナ復帰が決定。復帰後は即座に右サイドバックの定位置を確保し、2021−22シーズンはラ・リーガ14試合に出場し1ゴールを挙げていた。ヨーロッパリーグ(EL)では登録外となっていたものの、コパ・デル・レイとスーペルコパでもそれぞれ1試合に出場。主力として活躍したものの、同シーズンをもってバルセロナとの契約は満了を迎えていた。

 また、ブラジル代表としても2006年10月のデビュー以降、長きに渡って主力として活躍。2度のコパ・アメリカ優勝を経験した。これまでにブラジル代表では124試合に出場し8ゴールを挙げており、2022FIFAワールドカップカタールのメンバー入りも期待されている。

 D・アウヴェスはクラブの公式サイトを通じて、加入の決め手に言及。設立の母体が大学であるクラブに加入したきっかけには、プレー面だけでなく、D・アウヴェスが自身の人生を通して伝えたいメッセージがあったためだと話した。

「この場所に連れてきてくれた会長に感謝を伝えたい。自身のサッカーキャリアやそこで達成してきたこと以上に、僕は若い人たちにレガシーを残したいと思っている。何でも可能であることを体現してきた、生きた証がここにある。僕はとても小さな町で育った。そこでは、『サッカーや人生で成功したい、偉大なことを成し遂げたい』という強い願望を持った人々が集まっている」

「僕にとってサッカーは、ボールを蹴って、それを追いかけて走るだけのものではない。僕の人生を変えてくれたサッカーは、これからも他の多くの若者の人生を変え続けて欲しいと思っている。だからこそ、プーマスに来るというチャレンジを受け入れた。バモス、プーマス!」

 リーガMX(メキシコ1部リーグ)前期リーグは7月に開幕しており、早ければD・アウヴェスは27日に行われるマサトランFCで新天地デビューを飾るかもしれない。なお、プーマスUNAMは8月7日にジョアン・ガンペール杯でバルセロナとの一戦に臨むこととなっている。D・アウヴェスが同遠征に帯同するかは不透明だが、この試合に出場した場合、早くも“古巣対戦”が実現することとなりそうだ。


【画像】ダニエウ・アウヴェスの新天地はメキシコに決定!

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