ハンガリー後のセットアップ変更が奏功。アロンソは「競争力が上がった」とパフォーマンスに満足/F1第13戦

2023年8月3日(木)7時5分 AUTOSPORT web

 フェルナンド・アロンソによると、期待外れだったこれまでの数戦を経て行ったセットアップ変更によって、アストンマーティンはAMR23のスピードをよみがえらせることができ、先週末のF1第13戦ベルギーGPでは“より正常”に感じたという。


 アロンソは、ベルギーGPで手堅い走りをして9番グリッドから5位に順位を上げ、たった2周でグラベルトラップで終わってしまった土曜日の散々なスプリントレースを補う実りある結果を出した。アロンソは特にベルギーでのマシンのペースに満足しており、イギリスとハンガリーでの期待外れのレースの後に実装された変更の恩恵を受けたことは間違いないという。


「今日はマシンの速さを感じたと思う」とアロンソは日曜日のレース後に語った。


「チームのみんなは、戦略やピットストップの点でもまた素晴らしい仕事をしてくれた。昨日はレースを終えることができなかったが、順位を上げることはできた。今日はマシンがより正常だと感じた」


「ハンガリーとシルバーストンの後で検討したことがあった。そこでチームはマシンにいくつかセットアップ変更を加えた。今日それが功を奏したと思う。マシンはより正常になり、より競争力があると感じた。とてもうれしいし、夏に向けて大きな向上を見せた」

2023年F1第13戦ベルギーGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)


 しかしながらアロンソと他のドライバーにとって、楽なレースウイークには程遠い状態だった。彼らはスパの刻々と変わる悪天候のコンディションに対応しなければならなかったのだ。


「これまでの数戦に比べて、間違いなく競争力が上がったと感じた。リズムに乗るのが簡単な週末ではなかったし、予選はウエットで、コースは常に変化していた。ドライの状態になることはあまりなかった」


「マクラーレンを除けば、僕たちは全員ドライのセットアップか、ドライ寄りだったと思う。週末を通して、同じコンディションで2周走ることはなかった。どんどんドライになっていき、最終的にはスリックタイヤになった。それは予選で最も重要なことで、スプリント形式はいつもそういうものだ」


「僕はスタートではラッキーだった。オールージュまでにいくつか順位を上げた。順位を落とすことを少し心配していて、そのポジションを維持するのにペースが十分ではなかった」


「でもよかったよ。今日のマシンは速く感じた。僕たちはメルセデスの1台とマクラーレンの1台を後ろに抑え続けた。だから戦いに加わることができていた。夏休み前のいいニュースだ」

2023年F1第13戦ベルギーGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)&ジョージ・ラッセル(メルセデス)


 先週末に遭遇したような不安定で変わりやすいコンディションにおいて、アロンソはF1のベテランとしての幅広い経験が依然として重要な財産であることを認めた。


「僕はもう43歳になろうとしている!」とアロンソは冗談めかして語ったが、彼は7月29日に42歳になったところだ。


「41歳と25歳では大きな変化はないということを、みんなすでに気づいたと思う。むしろ考え方やモチベーション、週末への取り組み方が肝心だ」


「今日のようなレースやスタート、あるいは他のチームの例でも、より経験に賭けているところがある。今のアルファタウリにダニエル(・リカルド)がいるようなことなどだ。だから若さではなく、速さが重要だ」

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