「大丈夫なのか」右手のけいれんは!? 大谷翔平が放った2季ぶりの40号アーチに米記者も「意味が分からない」と愕然

2023年8月4日(金)13時21分 ココカラネクスト

2シーズンぶりに本塁打数を40号の大台に乗せた大谷。(C)Getty Images

 スタンドが熱狂の坩堝と化した。

 現地8月3日に敵地で行われたマリナーズ戦に大谷翔平(エンゼルス)は、「2番・指名打者兼投手」で先発出場。8回に2シーズンぶりとなる40号に到達するソロホームランを放った。

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 投手として先発登板を果たしながらも、「右手と右手の指のけいれん」のために緊急降板を余儀なくされていた、この日の大谷。誰もが状態を不安視するなかで、球界屈指の偉才は平然と一発を放った。

 追加点が欲しい局面で迎えた4度目の打席だった。相手3番手のアイザイア・キャンベルと対峙した大谷は、カウント2-2からインコースの真ん中へ甘く入った96.2マイル(約154.8キロ)の4シームを強振。本人が打った瞬間に確信めいた表情で見送った打球は、瞬く間にライトスタンドに着弾した。

 およそ右手のけいれんによって降板した投手の打撃とは思えない。なんとも末恐ろしい。そんな大谷の一撃には米記者たちもただただ驚くばかりだ。

 MLB公式サイトのエンゼルス番を務めているレット・ボリンジャー記者は「右手のけいれんぐらいなら打っても大丈夫なのか……」と自身のX(旧ツイッター)で愕然。さらに米スポーツ専門局『ESPN』のエルデン・ゴンザレス記者もXにおいて「右手を痛めたはずの投手が107マイルのホームランを打った。オオタニのプレーを見ていると、意味の分からない文章を打っていると気づくことが何度もある」と驚嘆した。

 連日連夜の快進撃が続けた大谷。しかし、エンゼルスは9回裏に守護神のカルロス・エステベスが1死満塁から痛恨の一発を被弾。二刀流スターの活躍をふいにする逆転負けを喫している。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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