「ナオヤは好きだ」元6階級制覇の伝説パッキャオが井上尚弥の“指南役”に立候補！ 米YouTubeで宣言「指導したい」

井上（右）の快進撃を目の当たりにし、パッキャオ（左）も大きな刺激を得ているようだ。(C)Getty Images

　世界が熱視線を送った“世紀の一戦”を制した井上尚弥（大橋）の話題は尽きない。ついには業界屈指のレジェンドが指南役に躍り出た。

　去る8月1日に米ボクシング専門サイトYouTubeチャンネル『Little Giant Boxing』に出演した元世界6階級王者のマニー・パッキャオ（フィリピン）が、先月25日に日本人史上2人目の4階級制覇をやってのけた井上尚弥（大橋）について語った。

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　伝説的英雄も井上の強さに夢中になっている。

　先月25日に行われた世界スーパーバンタム級タイトルマッチで、過去21戦無敗だった王者スティーブン・フルトン（米国）を終始圧倒した井上。8回TKOという決着も相まって、試合後にはモンスターに対する賛辞が世界中から寄せられた。

　そうしたなかで、パッキャオも井上を称えている。同チャンネルから「イノウエはあなたと比較されてもいるが、どう思うか？」と問われ、「ナオヤのことは好きだよ」とポツり。そして、「前に日本へ行ったときに彼を指導したこともあるんだ」と告白した。

　そして、「もしも、これからナオヤが階級を上げていきたいと考えているなら、練習を見てアドバイスをしたり、指導をしてあげたいと思うね。階級を上げていくならね」と語ったパッキャオは、フルトン戦への感想も述べている。

「ファンタスティックだった。言うまでもなく素晴らしいパフォーマンスだったよ。速いし、強い。このまま活躍をしていってほしいと思うよ」

　もちろん階級上げは容易ではない。井上本人も「『敵がいないから上げろ』ってみんな言いますけど、階級をひとつ上げるのはそう簡単なものじゃない」と過去に語った通り、慎重な姿勢を見せている。それでも百戦錬磨のメガファイターがサポート役に買って出ているのは、モンスターにとって心強い一報と言えよう。

　フルトンを打ち破り、ますます世界的な注目を集めるようになった井上。彼の快進撃はより興味深いものになっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]