筒香嘉智がメジャーで”苦戦する理由”を元指揮官が指摘「150キロ以上の球を打つのが苦手」

2023年8月31日(木)15時48分 ココカラネクスト

筒香はアメリカで再起できるか。注目だ(C)Getty Images

 筒香嘉智がアメリカでもがき続けている。

 6月にレンジャーズのマイナーチームを退団した筒香は、アメリカの独立リーグのチームに加入。そこでの活躍が認められ、ジャイアンツとマイナー契約を結んだ。メジャー昇格を目指して懸命にプレーを続けている筒香ではあるが、日本では本塁打を量産していたにもかかわらず、なぜメジャーではなかなか結果を出せないのだろうか。

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 DeNA前監督のアレックス・ラミレス氏が、巨人でヘッドコーチなどを歴任した岡崎郁氏のYouTubeチャンネル『アスリートアカデミア【岡崎郁 公式チャンネル】』に出演。筒香がメジャーで結果を出せていない理由を解説した。

 まずラミレス氏は、「彼は150キロ以上の球を打つのが苦手です。筒香のタイミングじゃないんです」という。メジャー挑戦前から筒香は速球を苦手にしていたため、メジャーでは順応できないことを心配する野球ファンは多かった。実際、2022年シーズンでは変化球の打率は.213だったのに対して、速球には.163とスピードボールに苦しんでいる。

 続けて、「日本でキャリアを築けば、三浦(大輔)さんのような横浜の顔になれたでしょう。横浜イコール筒香みたいな」と日本に残っていた場合のキャリアについて話し始め、「筒香のプレイスタイルを考えれば、日本にいるほうが合ってると思います」「パ・リーグではなくセ・リーグが良いです。そこまで球が速くないので、彼も合わせることができるでしょう」と語った。

 ラミレス氏は「日本球界にいれば活躍できた」ではなく、「セ・リーグにいれば活躍できた」と表現していたが、速球を苦手とする筒香の特長を知り尽くしているからだろう。筒香がこの先どんなキャリアを歩むのか注目が集まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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