DeNA5季ぶりの復帰が決定的となった筒香嘉智 球団OBの高木豊氏が明かした「秘話」 強力打線は「ソフトバンク以上」

2024年4月16日(火)11時50分 ココカラネクスト

高木豊氏(C)CoCoKARAnext

 去就が注目されていた筒香嘉智のDeNA入りが確実となった。

 セ・パ複数球団からのラブコールも届いたとされる中、決め手となったのは「横浜愛」だったか。地元・横浜高校出身、DeNAも筒香の背番号「25」を空き番号として、復帰を待っていた。悲願の98年以来の優勝を目指すチームにとっても、欠かせないピースとなる。

【速報】『DeNAがどう変わる?』5年ぶりの復帰!筒香嘉智内野手がDeNAへの入団に合意!高木豊が速報でお伝えします!

 開幕から好調に走っていたチームもここにきて2番を務めていたタイラー・オースティンが怪我で離脱。筒香には空いた一塁、外野ポジションが想定されそうだ。

 何といっても「ハマの主砲」。在籍時代は4番を務め、その勝負強さで何度も勝利をもたらしてきた。

 条件面ではDeNAを上回る球団もあったとされるが、筒香自身の古巣への愛着と、渡米を後押しし、常につながりを持ち続けていた古巣の熱意も気持ちを動かしたとされる。
 
 そんな筒香の古巣復帰には球界内からも様々な考察の声が上がっている。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は4月16日に自身のYouTubeチャンネルに「【速報】『DeNAがどう変わる?』5年ぶりの復帰!筒香嘉智内野手がDeNAへの入団に合意!高木豊が速報でお伝えします!」と題した動画を更新。5季ぶりにチームに復帰する筒香について語っている。

 まず動画の冒頭では筒香と高木氏との関わりから語られた。筒香がチーム在籍時代に1軍ヘッドコーチを務めていた経緯もあって、メジャー挑戦する際には電話連絡をもらい、その際には「夢が叶ったな、行ってこい」というはなむけの言葉も送ったという。球団OBとしての立場からも「古巣というのは特別だな、本当に楽しみだわ」と実感を込めて復帰を喜んだ高木氏。

 一方で筒香も米国では試練の連続だった。ポスティングを利用して20年にレイズへ入団、その後もドジャース、パイレーツなどを渡り歩きながら、メジャーでは2度の8本塁打がキャリアハイとなり腰痛などコンディション面の調整にも苦しんできた。

 そんな筒香はいざ復帰しても少し調整期間が必要としながら、必ず巻き返してくると見る。

 若手当時のエピソードも明かした。当時主力への成長を願った中畑清監督含め首脳陣が奄美大島で行われた秋季キャンプ中に筒香にバットを徹底的に振り込ませるなど鍛えるシーンがあったという。ただ筒香は当時古傷の右手首の痛みを抱えることもあり、首脳陣が手術を勧めるが、筒香はこれを断固として拒否。キャンプを完走したという。これには高木氏も「相当な根性の持ち主」とたたえた。

 また高木氏は筒香がメジャーで苦しんだ経験も今後チームに生かされるとした。メジャーでは独立球団も含め、渡り歩いたとあって「日本で野球をやってきている人たちがどれだけ恵まれているかわかる。現状で満足することなくまたみんなでやりだすと(チームも)強くなってくる」と相乗効果をもたらすとした。

 そしてチーム編成への影響に関しては「間違いなく強くなる」と明言。今後オースティンが復帰すれば、牧秀悟、佐野恵太、宮崎敏郎、筒香とリーグ屈指の強打者ぞろいとあって充実のラインアップになると見る。強力打線の破壊力には「相当嫌だよ」とキッパリ。「ソフトバンク以上になるかもしれない」と話す場面もあった。

 ポジションにおいてはオースティン離脱となったことで、筒香には一塁ポジションを埋める存在として期待した。

 一方で今後オースティンが戻ってきたときは外野も度会隆輝、関根大気などが固めているとあって飽和状態になることも懸念した。「このあたりを三浦監督がどうさばいていくか。嬉しい悩みはある」と今後のチーム采配にも注目が集まるとした。   
 
 さらに黄金ルーキーの度会隆輝にとっても横浜高校の先輩である筒香の加入が良い影響を及ぼすとした。「度会にとっても師匠を得るような」今後の成長につながるとした。

 有形無形に様々な影響を及ぼしそうな筒香の復帰。チームも良いニュースを足がかりに再び上昇気流をとらえたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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