DeNA・度会 母校・横浜高で「伝説」持つ大先輩・涌井撃ち!チームは勝率5割に復帰

2025年5月7日(水)5時30分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ DeNA3—0中日(2025年5月6日 バンテリンD)

 憧れを捨て、感性を研ぎ澄ました。0—0の3回2死一、二塁。DeNA・度会は「何が何でもランナーを還すぞ、と。何も意識せずに来た球に食らいつきました。強い打球がいって良かったです」と、中日・涌井のスライダーを捉えた先制の左前打に笑顔を見せた。

 涌井は横浜高の16学年上の大先輩。「高校で語り継がれる伝説があった。“涌井さんが投げると負けない”と。スーパースターで憧れ。格好いい」と初対戦を心待ちにしていた。初回の初打席は149キロ直球で空振り三振に倒れたが、2打席目で「伝説」を打ち破った。

 2年目の今季、開幕は2軍で迎え「僕は何で1軍に上がれないのですか?」と桑原2軍監督に質問し「守備!」と即答されたこともあった。4月6日に1軍昇格してからも、ファームの試合で守備限定で試合に出たこともあった。課題克服に取り組みながら10試合連続で3番に座り、打撃の調子を上げてきた。前日は本職の右翼ではなく、プロ初の左翼で先発出場。この日も7回から左翼に就くなど、守備の選択肢も広げているところに成長の跡が見える。

 チームは4月14日以来の勝率5割に復帰。4月26日から始まったゴールデンウイークは12球団トップの7勝(2敗)とDeNAファンを喜ばせた。上り調子の度会は「声援があっての、この結果。明日も勝ちます」と宣言。先輩撃ちの感触を手に残し、バスに乗り込んだ。(大木 穂高)

 ▼中日・涌井(度会は)いい打者ですよ。去年から対戦するのを楽しみにしていた。打たれた球は甘かったけど、後輩との対決は楽しい。活躍もしてほしいし、また対戦できれば。

スポーツニッポン

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