ヨス・フェルスタッペン、レッドブル・ホンダF1のパフォーマンスに不満。「2020年タイトルのためには相当な努力が必要」

2019年10月3日(木)6時52分 AUTOSPORT web

 マックス・フェルスタッペンの父ヨスが、レッドブル・レーシングはサマーブレイク後、期待したような進歩を果たしておらず、現在のレッドブルRB15・ホンダはメルセデスおよびフェラーリから0.5秒遅れていると発言した。


 シーズン前半戦のオーストリアとドイツで優勝、それまで全勝していたメルセデスを破ったフェルスタッペンだが、サマーブレイク後にはメルセデスとフェラーリの優勝争いに加わることができずにいる。


 ロシアGP予選では、ポールポジションを獲得したフェラーリのシャルル・ルクレールから0.682秒差の4番手にとどまり、決勝ではウイナーのルイス・ハミルトンから14.210秒差の4位でフィニッシュした。


「もっと前に近づけるものと予想していた。だが思っていたよりも苦労している」とフェルスタッペンSr.はZiggo Sport’s Peptalkに対して語った。


「非常に残念だ。サマーブレイク前にはとても好調だった。しかしサマーブレイク後にはライバルたちが進歩したのに対して、我々には進歩はなかった」
「マックスにはどうすることもできない。チーム次第なのだ。マシンはライバルたちに遅れをとっており、エンジンも遅れをとっている。来年ワールドタイトルにチャレンジするためには、このパッケージの向上に取り組む必要がある」

2019年F1第16戦ロシアGP金曜 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 フェルスタッペンSr.は、レッドブルが今後短期間でパフォーマンスを向上させることができるという確信を持てずにいるという。


「短期間で改善がなされるかどうか、非常に心配だ。何ができるのかを確認するため、チームと話をする」
「どういうパッケージで戦えるかにかかっている。だが今のところあまりよくない」


 2020年にタイトル争いに絡むためには、早急にライバルとの差を縮める必要があると、フェルスタッペンSr.は主張する。


「マックスのパフォーマンスからして、いいマシンに乗せれば彼は世界タイトルに挑戦できる」
「レッドブルと手を組んで数年になるが、来年ワールドタイトルにチャレンジできるようには見えない」


「この数戦から判断すると、日本では0.5秒遅れるのではないかと思う」
「もちろんギャップを縮めるため全力を尽くす。だが、2週間で0.5秒補うことはできないだろう」


「ライバルとの差を縮めたいと思っていた。だが今のところ、そうなっているようには見えない。ライバルに追いつくために努力する必要がある。そうでなければ来年もチャンスを失うことになるだろう」


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