新型クラウン・スポーツ登場。11月頃発売、年内にPHEVも。走りの楽しさを感じるスポーツSUV

2023年10月6日(金)12時17分 AUTOSPORT web

 10月6日、トヨタ自動車は新型クラウン・シリーズにおけるSUVタイプの新型車『クラウン・スポーツ』を発表し、同日よりハイブリッド車の注文受付を開始した。発売は2023年11月頃が予定され、同車種のプラグインハイブリッド車(PHEV)も追って12月頃販売開始となる見込みだ。


 クロスオーバー、セダン、スポーツ、エステートという4つのモデルをラインアップする新型クラウン・シリーズ。その中において今回受注開始となった“スポーツ”は新しいカタチのSUVとして、感性に響く「美しいデザイン」と「楽しい走り」が追求されたモデルだ。


 ボディ寸法は4720mm×1880mm×1565mm。搭載されるパワートレインは高効率の2.5リットルエンジン+シリーズパラレルハイブリッドシステムとなり、PHEVでは新開発された大容量リチウムイオンバッテリーを搭載することでEV航続距離が拡大されている。


 スポーツの名のもとに、この新型SUVモデルでは上質でしなやかに動く足回りと俊敏な走りの両立が図られ「運転する楽しさ」が追求された。これを実現するためトヨタはDRS(ダイナミックリアステアリング)を車両に合わせ最適にチューニング。低速域では軽快感を、高速域ではさらに安定感をバランスさせ、意のままに車両を操る楽しさを感じられるテイストに仕上げたという。


 デザインの面では、新時代のクラウンのデザイン思想であるシンプルを基盤に、エモーショナルなエッセンスが追加された。その要素のひとつでありクラウン・スポーツの一番の特徴となっているのが、Dピラーからリヤタイヤにかけて大きく張り出したフェンダーだ。このフェンダーがダイナミックで低重心な印象を高めるとともに、大径タイヤが存在感を際立たせスタンスの良さに寄与している。


 フロントマスクにおいては、すでに発売されているクロスオーバーからハンマーヘッドフェイスが進化。レンズ幅を薄くしたデイランプを黒色部内に集約することにより、シャープで精悍な表情が造られている。ボディカラーはモノトーンカラー6色とバイトーンカラー5色から選択可能だ。


 インテリアは視線移動を抑える水平基調のデザインを採用し、その中で運転席と助手席がアシンメトリーにコーディネーションされた。具体的には運転席側はドライブへの集中力を高めるためブラックに統一された一方、助手席側はくつろげる空間となるようブラウン系のカラーを使用するなど特別な素材と配色があしらわれている。この他、乗員同士の会話がしやすくなるよう、室内音を反射させる調音天井がトヨタ車で初採用された。


 最新のトヨタ・セーフティ・センスを標準装備するほか、先行車やカーブに対しての減速支援とステアリングの支援を行うプロアクティブドライビングアシスト(PDA)をはじめ、ブラインドスポットモニター(BSM)、パノラミックビューモニター(PVM)などの安全装備も搭載する新型クラウン“スポーツ”の価格は590万円(税込)となっている。前述のとおり発売時期は11月頃だ。


 なお、新型クラウンのセダンは同じく11月頃、エステートは2023年度内の発売が予定されている。

クロスオーバーと同様に、21インチタイヤ(アルミホイール)を設定。上質な乗り心地を叶える性能を維持しながら、さらに広幅、大径化し、スポーツの美しさを足元から支える
トヨタ・クラウン・スポーツのインテリア(内装色:サンドブラウン)
トヨタ・クラウン・スポーツのカラーラインアップ
トヨタ・クラウン・スポーツのエクステリア(リヤ)

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