巨人・大久保博元打撃チーフコーチ電撃退任!異例のYouTube発表 「居酒屋の親父に戻ります」
2023年10月7日(土)12時0分 ココカラネクスト
チーム再建を目指したが、大久保氏は1年でチームを去ることになった(C)CoCoKARAnext
今季巨人で打撃チーフコーチを務めた大久保博元氏が10月7日、自身のYouTubeチャンネル「デーブ大久保チャンネル」を更新。「【報告】巨人軍を退団して、居酒屋の親父に戻ります。」と題し、巨人を退団する意向を明らかにした。
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動画の中では第一声で「皆さん、ただいま帰りました!デーブ大久保です」と明るく挨拶した大久保氏。その後、「監督が辞任されると言った時に、『僕も退団させて下さい』と話をしました」と明かした。
今季限りの退任が決まった原辰徳監督からは「デーブ、ジャイアンツを卒業しよう」とメッセージを送られたことを明かし、「こんな光栄なことはない。監督が辞めるときにユニホームを着ている筋合いはない」と自身も身を引く考えを固めたという。
リーグ4位に沈んだチームではチーム本塁打数、チーム打率がともにリーグ1位と打撃コーチの役割は果たしながら、1点差ゲームを落とすことも多く、真の意味で「強いチーム」を作ることは叶わなかった。この点に関しても「自分の中ではこれ以上の仕事はできない」とやりきったと語る大久保氏。
就任1年目となった今季はアーリーワークを敢行、昨年の秋季キャンプから15種類以上のチーム打撃に取り組ませるなど、「デーブ流」でナインの意識改革にも努めたが、結果に結び付けられなかった。
シーズンを振り返り、涙ながらに「限りなく苦しかった」「楽しかったことはゼロです」と漏らすシーンもあった。最後は「今は本当に晴れ晴れとした気持ちで。〝ただいま〟とみなさんにお伝えできる。もう一度、居酒屋の親父に戻ったと。みなさんありがとうございました」と語った。都内の人気居酒屋を経営する店主としても知られる大久保氏は、再び自身のYouTubeを通じて野球の魅力を発信していきたいとしている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]