藤浪晋太郎が「過小評価されているFA選手」に選出 MLB公式サイトは右腕を「彼の投球は実に魅力的だ」と評価

2023年11月26日(日)15時53分 ココカラネクスト

リリーバーとして新境地を開拓したかに見える藤浪。その去就に注目したい(C)Getty Images

 現地11月25日(日本時間26日)、MLB公式サイトは「大きな価値をもたらす可能性のある、過小評価されているフリーエージェント(FA)選手」のタイトルで記事を配信し、7選手の1人にオリオールズからFAとなった藤浪晋太郎を選出した。

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 今季から海を渡った藤浪はアスレチックスで先発投手としてメジャーデビューを飾るも、結果が残せずにリリーフへと配置転向。救援の役割でポテンシャルを発揮すると、夏場にはオリオールズへトレードで移籍し、ここでも好リリーフでチームの白星に貢献した。ルーキーイヤーの今季は、アスレチックスとオリオールズで計64試合に登板して7勝8敗、防御率7.18の成績だった。

 そんな右腕をMLB公式サイトは「過小評価されているFA選手」の1人に選出。その理由について同メディアは「MLBでの最初のシーズンが、まさにジェットコースターのようだったからだ」と記載。好不調の波が激しく、激動と言えるシーズンだった点を挙げた。「フジナミがNPBの阪神タイガースからアスレチックスと契約したとき、スカウティング・レポートでは『強い球を投げるが、制球は不安定』と書かれていた。そしてリリーフに転向し、オリオールズが彼をトレードで獲得した後も、フジナミはブルペンの一角としてボルティモアのポストシーズン・ロースター入りを果たすほど安定した投球を続けることができなかった」と、オリオールズ移籍後も不安定な登板が目立ったことを指摘した。

 一方で、藤浪の魅力については「フジナミは100マイルを投げ、ボルティモアで貴重な終盤のリリーバーになる兆しを見せた。フジナミは1イニングに1人以上の打者から三振を奪い、(オリオールズでは)わずか.193の被打率を記録した。彼の投球は実に魅力的だ」とポジティブな評価を綴った。

 また、同メディアは「フジナミは昨シーズン、メジャーリーグで102マイル以上の球を1球でも投げた投手16人のうちの1人であり、その球速で三振を奪った投手10人のうちの1人であった。最大球速が102.6マイル以上に達した投手は13人しかおらず、その球速で三振を奪った投手は5人しかいない」と右腕が誇る剛速球を高く評価。「フジナミが投手育成に詳しい球団に入り、制球を修正できれば、大きな価値を持つ契約となるだろう」とさらなる“覚醒”に期待した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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