【現役ドラフト】巨人のリスト入り選手を予想 投手の実績組と分厚い外野陣から?

2024年12月5日(木)6時0分 ココカラネクスト

左腕の今村は、まだ老け込む歳ではないだろう(C)産経新聞社

 プロ野球の現役ドラフトが12月9日に行われる。今年で3回目を迎え、これまでの2年間で多くの成功例が生まれてきた。本稿では巨人のリスト入り選手を予想したい。

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■過去2年間の実績は?

 まずはこれまでの実績をみていく。

 初年度は楽天から外野手のオコエ瑠偉を獲得、広島に投手の戸根千明を放出した。オコエは高卒ドラ1として期待をかけられていたものの、燻り始めていたところを巨人に拾われた。移籍後は攻守にポテンシャルを発揮しており、今季はキャリアハイの68試合に出場している。戸根はタフネス左腕として重宝され、広島でも1年目に1勝5ホールドを記録。今季は1軍登板がなく、オフに戦力外通告を受けている。

 2年目の昨季は阪神から投手の馬場皐輔を獲得、ヤクルトに内野手の北村拓巳を放出した。馬場は2021年に44試合登板の実績を持つ右腕。期待も大きかったが、今季はわずか1試合登板に終わっている。北村は巨人でサブの扱いだったが、ヤクルト入り後も殻は破りきれず。今季は古巣から放った本塁打(7月6日)が唯一の見せ場だった。

■今村はまだ老け込む歳ではない

 ここからは実際に今季のリスト入りが想定される選手を挙げていく。

 1人目は左腕の今村信貴だ。先発・救援ともにこなせるのが武器で、近年では2022年に55試合登板。2勝21ホールドを記録している。今季1軍で投げたのは7試合にとどまっているが、防御率2.25、WHIP(1イニングあたりに出した走者の数)は0.88と優秀な数字を残している。

 プロ13年目の30歳シーズンを終え、巨人では緩やかに出番が減り続けているのが現状。ただ、まだ老け込む歳ではない。使ってもらえる環境があれば、輝きを取り戻せるのではないか。

■畠は平均球速アップで再び戦力に

 2人目は畠世周だ。今村と同じく今年30歳を迎えた投手で、スピードボールを最大の持ち味としている。プロ入り後からしばらくは先発で使われていたが、ある時を境に救援に転向したのも今村と同じだ。キャリアハイは2021年で、52試合に登板。4勝11ホールドを記録。今季は1試合のみの登板に終わっている。

 畠の魅力は速球と落ちる球のコンビネーションで三振を取れるところ。契約更改の場で「平均球速が落ちた」旨を明かしていたが、復活の鍵はまさにそこにある。巨人に留まろうと、他球団に請われようと、コンディションを整えていきたい。

■タレント揃いの外野から岡田の可能性

 3人目は野手から岡田悠希を挙げたい。左打ちの大型外野手で、攻守ともにセンスの良さがうかがえる。大卒2年目の昨季にプロ初アーチ、3年目の今季に飛躍といきたかったところだが、出場は自身ワーストの4試合のみ。本塁打もゼロに終わった。

 巨人の外野陣は助っ人のヘルナンデスに、復活した丸佳浩がいて、若手では浅野翔吾や萩尾匡也が台頭。前述のオコエ、大ベテラン・長野久義も控える。梶谷隆幸と立岡宗一郎の引退でやや手薄になった印象もあるが、タレント揃いなのは変わらない。岡田にとっては、心機一転移籍した方がキャリアが開かれる気もするが、果たして。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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