マスタードの概念が変わる! 話題の「ゴールデンマスタード」の使い方とは?

2021年1月6日(水)10時51分 食楽web


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 おうちごはんは、調味料をひとつ加えるだけでおいしさの幅がぐっと広がるもの。筆者はいろんな調味料を買うのが好きで、スーパーではほぼ毎回、調味料の棚のあたりをうろうろしてしまうのですが、最近食べて衝撃的だったのが「GOLDEN MUSTARD(ゴールデンマスタード)」です。

 数々の賞を受賞したり、テレビで紹介されたりと、人気の調味料なので、名前を耳にしたことがある人もいるのでは? マスタードと聞くと辛いイメージがありますが、ゴールデンマスタードはこれまでのマスタードとは大きく異なります。定番料理から意外な組み合わせまで、今回はおすすめの食べ方と、味の魅力をご紹介しましょう。

各界のプロが共同開発して誕生した究極のマスタード


「ゴールデンマスタード ゴールド」は140g入り(1512円)と400g入り(3300円)の2サイズが選べる。写真は140g入り

 ゴールデンマスタードは、熟成肉師、ソムリエ、フレンチシェフ、和食料理人の共同開発により誕生した粒マスタードです。複数種類がラインナップされており、なかでも人気が高いのが「ゴールデンマスタード ゴールド」です。

 ホットドッグなどでおなじみのフレンチマスタードの場合、原材料のからし菜の種(マスタードシード)をペースト状にします。それに対し、ゴールデンマスタードは粒をつぶさずに作られているのが特徴。ひと口食べてみれば、つぶつぶの食感がクセになるんです!


プチプチした食感が新鮮。白醤油ベースなので和風な味わいでもある。塩気はあるが甘酸っぱい

 しかもほとんど辛さはなく、マスタードのさわやかな風味がふわっと感じられます。この独特の味わいの理由は、柔らかな酸味の米酢、甘味を出す本みりん、コクを感じさせるハチミツを使用し、白醤油で1か月発酵するという、非常にユニークな方法で作られているから。


ゴールドは幅広い料理に合わせやすく、冷蔵庫にストックしておくと何かと便利

 ゴールドに合う食材は、鶏、豚、魚、野菜。ぶっちゃけ何にでもハマります。定番のソーセージにたっぷりつけて食べてみれば、ソーセージの旨みとゴールデンマスタードの香り&味わいの相乗効果で、一気にごちそう感がアップします。普段の料理にチョイ足しするだけなので、とにかく使い勝手が良いのがポイントです。

コクのあるブラックタイプは牛肉に合わせると旨みが倍増


「ゴールデンマスタード ブラック」も140g入り(1512円)と400g入り(3300円)の2サイズが揃う。写真は140g入り

 定番のゴールドのほかに、ぜひ試してみたいのが「ゴールデンマスタード ブラック」。なんと、たまり醤油とにんにくを使用しているので、味にパンチがあって、とにかくコク深い。だから、牛ステーキやアボカド、卵料理などと相性抜群です。

 肉に合うといっても、ステーキ醤油ともまた違いますし、やはりマスタードシードによる爽やかさもしっかり感じられます。


ゴールドよりも色が濃く、にんにくの香りもする

 実際にハンバーグにのせて食べてみましたが、たしかに肉の旨みがグッと広がる印象です。ハンバーグソースをかけなくても、これだけで味が決まりました。また、卵かけごはんに加えてみると、マスタードの香りが加わることで、すっきりした味わいに。


ジューシーなハンバーグにかけると、肉汁との相性が最高。和風な味付けであっさり食べられる

 ちなみに、実は筆者が一番気に入っているのはこのブラックです。使い方としては、醤油を使う料理にこのブラックをちょい足しすれば、まず間違いなくおいしいです。安定感と安心感もあり、我が家の定番調味料の仲間入りを果たしました。

沖漬けをヒントに生まれた魚介用マスタード


「ゴールデンマスタード マーレ」50g入り(1728円)と185g入り(3672円)の2サイズが揃う。写真は50g入り

 2019年に発売された「ゴールデンマスタード マーレ」は、海産物やチーズに特化したマスタード。北海道や富山で有名な「沖漬け」にヒントを得て作られた商品で、イカスミや醤油由来の熟成ソースの旨みが特徴です。


マスタードシード、醤油、焼酎、水あめ、米酢、塩、白ワインビネガー、イカ墨パウダー、オリーブオイル、顆粒だしを使用。和風でもあり洋風でもある不思議な味わい

 一見するとキャビアのような見た目で、食感もプチプチしているのでマスタードという感じはほぼしません。ゴールド、ブラックよりも塩味を強く感じ、魚醤のような雰囲気もあります。マーレに合うのはカルパッチョや寿司、貝料理、酢漬けなどの魚介全般で、ごはんやパスタに使うのもアリ。醤油感覚で使えばOKです。


チーズにのせるだけで一気に高級食材のような味わいに変身。この食べ方はワインにも日本酒にも合いそう

 筆者は「発酵食品」であるチーズに合わせてみましたが……もうほぼキャビアです! 小瓶の割には値段が高いな、と感じていましたが、キャビア感覚で食べられると思えば、コスパはかなりいいんじゃないでしょうか。

辛さと旨みを伴う万能スパイスマスタードも登場


「ゴールデンマスタード アリッサ」140g入り(1512円)と400g入り(3300円)の2サイズが揃う。写真は140g入り

 2020年10月に発売された最新フレーバーが「ゴールデンマスタード アリッサ」です。アリッサ(ハリッサ)とは、チュニジア生まれの辛味調味料で、辛みと旨みが特徴。9種類のスパイスや和の調味料を使用し、日本人にも食べやすい味にアレンジされています。

 筆者は中近東の料理が好きなので通常のアリッサを食べたことがありますが、唐辛子の辛さだけでなく、にんにくやクミン、コリアンダーなどのスパイスも感じられる点が大好き。ゴールデンマスタード アリッサは、ゴールドよりも辛みや甘みがしっかり感じられ、なんとも不思議な味わい。まさに「旨辛い」とはこのこと!


ハチミツではなくメープルシロップを使用しているので、ビーガンの人も食べられる

 鶏、豚、魚、野菜に合うのはもちろん、麺類、ハンバーガー、炭火料理、中華料理などにもぴったり。筆者はレトルトのスリランカカレーにチョイ足ししたところ、辛みと旨みが加わり、より複雑な味わいに変化しました。食べてみるまでその組み合わせがアリかどうか判断しづらいフレーバーですが、そのぶんオリジナルの使い方を探す楽しみもありそうです。


カレーに加えると、辛みと甘み、酸味などがプラスされた。途中で味変するのも良さそう

 コロナ禍でおうちごはんを楽しむ機会が増える中、新しい調味料が見つかれば、普段食べている料理も新鮮に感じられるはず。ゴールデンマスタードで、いつもの食卓をワンランクアップさせてみては?

●DATA

ゴールデンマスタード

https://goldenmustard.com

●著者プロフィール

今西絢美
「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、利酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。コンテンツ制作会社「TEKIKAKU」取締役。

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