「地元密着型」企業で働いたらXマスケーキ&チキン、年越しそば、刺身などを自腹で購入させられ...... ある女性の記憶

2025年2月19日(水)22時29分 キャリコネニュース

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働き方改革が行われる前まで、激務薄給のブラック企業は珍しくなかった。投稿者は千葉県の40代女性で、そんな頃の話だろうか。「ある地方の金融機関で働いていた時代はまさにブラックでした」と振り返った。


「就業時間前の掃除も定時後の残業もサービス残業、田舎で考え方も古いから上下関係も厳しい」


これだけでも悪印象だが、信じられない慣習は他にもあった。(文:湊真智人)


「月手取り20万に程遠いのに、働いていることが辛くて辞めました」



この金融機関では「地元密着型」を掲げており、地元の役所や中小企業との結びつきが強かった。地元の経済を支えるのに効果的だろう。しかし女性は、その「悪い面」についてこう語る。


「例えば春の人事異動の時期や年末年始にはお役所の人が来店し、挨拶行脚とお茶出し片付けだけでヒイヒイです」


役所の人々が頻繁に訪れていたようで、接待に疲れ切った様子だ。さらに年末年始には自腹で取引先企業の商品を買わされた。


「クリスマスのケーキとチキンは取引のあるケーキ屋と肉屋で全員購入、年末は年越しそばお持ち帰りセットを全員予約され、魚屋で刺身も予約、正月飾りや餅の予約までありました。さすがに一人暮らしでホールケーキ予約させられた人は可哀想でした」


日持ちしないケーキを強制購入とは、あまりに気の毒だ。顧客に目を向けすぎて、職員の事情はまるで考えられていなかった。


こうした職場風土に耐えかねた女性は、当時の心境をこう書いている。


「月手取り20万に程遠いのに、(こうして)働いていることが辛くて辞めました」


大切な収入の使い道を勝手に決められてはたまらない。退職という女性の決断は正解だったろう。

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