気をつけよう!物忘れの対処法
2025年2月26日(水)17時15分 ココカラネクスト
私も40代半ばになり、もともと記憶力が良くないところに、更にど忘れと言いますか、うっかり忘れと言いますか、今まであまり意識したことのない物忘れが出てくるようになりました。

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私の一人の先生は、「物忘れが出てくるのは、もう細かいことは、いちいち覚えてなくてもいい年齢になったってことだ。細かいことに目くじらを立てずに、おおらかに年を重ねられるということだ。」みたいなことを言っていましたが、確かに一理ありますし、心持としてはとても良い考え方だと思いますが、なかなか普段の生活を考えると、そうもばかり言っていられないのが現実ですよね。
老化として起こってくる物忘れに対しては、百会という頭頂部にあるツボにお灸をするのが有名です。
また、首のコリから頭部の血流が悪くなって起こることもあるので、首のコリを解消するために、風池・完骨・天柱という首にあるツボを指圧することもプラスになることが多いです。
(ツボの位置はネットで確認して頂けますが、ツボにこだわらなくても首をほぐせば良いです)
また、酸化による動脈硬化を考えるなら、水素水を長期的に使うことでその効果を得られやすい可能性もありますし、ルンブルクスルベルスというものも良いという報告があります(ルンブルクスルベルスとは赤ミミズの学名で日本ではサプリメントとして販売もしています)。また、作用機序ははっきりしませんが、イチョウの葉や米ぬかの油などにも効果があるとの報告もあります。また、最近は大腸内の環境が脳にも影響するとも言われていますので、ある種の乳酸菌なども良いとの報告もあります。
鍼灸治療では東洋医学的にもう少し考えて治療にあたりますが、食べ物や運動などの生活習慣が大きく影響しますので、最近物忘れが気になる方は、まず生活習慣を見直すこと、その次にご自身で取り組むなら、ここで取り上げたようなことに長期間取り組むことです。鍼灸治療は、これらの取り組みに併せて使ってゆくのが良いと思います。
[文:蓬松(ほうしょう)鍼灸治療院]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。