大谷翔平「いいところで打てたのは自信になる」9号弾丸アーチに笑顔 マイアミは「好きな球場の1つ」
2025年5月6日(火)10時48分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース7—4マーリンズ(2025年5月5日 マイアミ)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場し、2試合ぶりの9号を放つなど4打数1安打2打点でチームの勝利に貢献した。
試合後、本塁打について「投げてるボールも強いのでその分、跳ね返ったボールが良い角度で上がったのが強くなったのかなと思うので、素晴らしいピッチャーからこないだもそうですけど、いいところで打てたのは自信になるかなと思います」とうなずいた。
第1打席は22年サイ・ヤング賞の相手先発・アルカンタラが2ボール2ストライクから投じた5球目、98・9マイル(約159・2キロ)の内角直球にバットが空振。三振に倒れた。
3回1死の第2打席は四球を選んで出塁すると、次打者・ベッツの打席で二盗に成功し、5年連続の2桁盗塁となる今季10個目をマークした。さらにフリーマンの中越え7号2ランで生還した。
5回の第3打席は無死二塁からアルカンタラの97・7マイル(約157・2キロ)の直球を完璧に捉えると、本塁打では今季メジャー最速となる打球速度117・9マイル(約189・7キロ)の弾丸ライナーが右翼にある自軍ブルペンに突き刺さった。本塁打は3日(同4日)のブレーブス戦で放って以来、2試合ぶりとなった。
アルカンタラとは4月29日(同4月30日)にも対戦。初回の第1打席で今季7号の先頭打者アーチを放ち、この一発が第1子となる長女誕生後、8試合、34打席目にして初本塁打で“パパ1号”となった。
6回の第4打席は左飛、8回の第5打席は空振り三振だった。
チームは初回にT・ヘルナンデスの適時二塁打で先制すると、3回にはフリーマンの7号2ランで加点。5回に大谷の9号2ランも飛び出すなど、打線が着実にリードを広げ「ブルペンデー」となった投手陣を援護し白星をつかんだ。
この日から敵地での10連戦2カード目がスタート。マーリンズの本拠である「ローンデポ・パーク」は大谷にとって、2023年春のWBCで世界一、さらに昨季、メジャー史上初の「50—50(50本塁打、50盗塁)」の偉業を達成した。“伝説の地”で躍動し、勝利をもたらした。
大谷は「良い思い出が多いかなと。去年もそうだしWBCも含めて好きな球場の1つなので、今日も良い試合だったと思います」と笑みを浮かべた。