投資家1,000人が貸別荘を建てる際に注目のエリア、2位は「箱根」、1位は?
2025年2月27日(木)20時4分 マイナビニュース
ビックボックスは、投資家かつ富裕層を対象に「貸別荘としてのログハウスの需要」に関する調査を実施した。
調査は2月14日から16日にかけてインターネット調査で実施。調査時に投資家かつ富裕層と答えたモニター1,012人からの回答を集計し、公表している。
「投資先として、現在注目している分野を上位3つまで教えてください」と質問したところ、「株式・投資信託」という回答が最も多く74.7%を占めた。続いて「マンション・アパート経営」が21.6%で、「貸別荘・リゾート不動産」は20.1%と比較的上位にランクイン。不動産投資ではマンション・アパート経営、貸別荘・リゾート不動産に注目している富裕層が一定数いることを示している。
さらに「投資目的で貸別荘の建設を検討したことがありますか?」と質問したところ、「貸別荘投資に興味がない」(48.4%)、「興味はあるが、まだ具体的な計画はない」(28.8%)「具体的に計画を立てており、建設を検討している」(7.8%)、「すでに建設し、貸別荘として運用している」(7.7%)、「現在、建設を進めている」(7.3%)という結果となった。約半数の富裕層が投資目的での貸別荘の建設に興味を持っており、約2割は実際に具体的な検討や建設をしていることがわかる。
つづいて、「投資目的で貸別荘の建設を検討したことがある・興味があると回答した」人に、「投資目的で貸別荘の建設に興味をもったきっかけは何ですか?」と質問したところ、「観光需要の高まり」(23.0%)と回答した方が最も多く、「不動産投資の選択肢としての魅力」(20.7%)「富裕層向け高級貸別荘の需要の高さ」(17.1%)「自身でも利用できる資産として魅力を感じたから」(17.0%)という理由が挙げられた。
この結果からは、観光需要が高まっていることに加え、不動産投資の選択肢として貸別荘には魅力があり、富裕層向けの需要や自分も利用できる資産としても魅力的な点が検討のきっかけになっていると推定される。
また、「貸別荘を建設するとしたら、どこの地域を検討しますか?」という質問には、「軽井沢」という回答が最も多く28%にのぼった。その他には「箱根」(20.5%)や「那須高原」(14.6%)という回答が寄せられている。
軽井沢や箱根は、都心からのアクセスが良く、四季を通じて観光客が訪れる点が評価されたことが、上位に地名があがった理由だと考えられる。那須高原も、自然環境の豊かさや温泉地としての魅力が投資家に支持されており、観光地や別荘地としての知名度が高いエリアは、安定した需要が見込めるため、貸別荘投資を検討する場所の有力な選択肢といえそうだ。
その地域を選択した理由を問う、「なぜその地域を選びましたか? (複数選択可)」という質問に、「アクセスが良い立地」という回答が最も多い52.5%であることからしても、貸別荘投資を検討する際は、観光需要やアクセスの利便性を考慮することが重要といえる。