【大学受験2023】京大「特色入試」工業化学科等を増員

2022年3月30日(水)14時45分 リセマム

2023年度 特色入試入学者選抜方法における変更について(予告)

写真を拡大

京都大学は2022年3月29日、2023年度(令和5年度)特色入試入学者選抜方法における変更について(予告)公表した。地球工学科、建築学科、工業化学科で募集人員を増やす他、推薦条件を変更する。

 京都大学の特色入試は、高大接続と個々の学部の教育を受ける基礎学力を重視。「高等学校での学修における行動と成果の判定」「個々の学部におけるカリキュラムや教育コースへの適合力の判定」の2つを合わせて、高等学校段階までに育成されている学ぶ力および個々の学部の教育を受けるにふさわしい能力並びに志を総合的に評価して選抜している。

 京都大学は2023年度以降の特色入試について一部変更する。工学部では各学科で募集人員を増やす。地球工学科は3人から4人、建築学科は2人から3人、工業化学科7人から10人とする。

 推薦要件の変更では、工学部物理工学科、電気電子工学科、情報学科において、各学校長が推薦できる人数は同学科に対して1人から、男女各1人計2人(男女いずれかのみが在学する学校においては1人)までとする。工学部工業化学科については、各学校長が推薦できる人数は、1人から2人まで。

 医学部医学科は、提出書類等を変更。学校教育法第1条に規定されている学校(一条校)かつ国際バカロレア認定校(DP)を卒業見込みの者は、調査書に加えて、国際バカロレア資格の成績証明書の写し(取得見込みの者は、学校長が発行するPredicted Gradesの写し)を、参考資料として提出する。

 医学部人間健康科学科は出願要件で、「調査書の全体の学習成績の状況が概ね4.0以上の者」を削除。ただし、調査書を第1次選考の事前提出書類に加える。薬学部薬科学科は、出願要件で、英語民間試験の条件を緩和。薬学科と同一条件とする。

 その他、理学部数理科学入試を「数学」から「数学に関する能力測定考査」に名称変更。医学部人間健康科学科は、大学入学共通テスト利用教科科目を変更する。先端看護科学コースと先端リハビリテーション科学コース(先端作業療法学講座)が同一。先端リハビリテーション科学コース(先端理学療法学講座)は別途設定する。

 2021年5月に公表済みなのは、経済学部の総合型選抜を学校推薦型選抜に実施方式を変更。工学部建築学科、物理工学科の提出書類では、「顕著な活動実績の概要」を追加している。

 なお、詳細は7月ころに公表する特色入試学生募集要項や大学のWebサイトで確認できる。

リセマム

「化学」をもっと詳しく

「化学」のニュース

「化学」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ