〈改造費700万円超〉「成り上がった証をアピールしていきたい」「弄るときはお金のことは考えない」ヴィトンにシャネル、ブランドロゴ満載の“イベント専用グロリア”…ド派手な改造車を乗り回す人物の正体とは?
2025年4月20日(日)7時0分 文春オンライン
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「誰かと同じ」であることを、カスタムカーオーナーたちは全身全霊で拒絶する。そのコダワリの原点には、一体どんな秘密があるのか?
今回は、Y33型のグロリアに乗る「こーちゃん」をご紹介。

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「イベントでどう違いを見せるか」を試行錯誤
子どもの頃から車が大好きで、中高生の頃はクラウンに憧れていました。いわゆる「いつかはクラウン」ですよね。
免許を取ってからはローライダー系の車に乗っていたんですけど、職場の先輩たちがVIPカーに乗りはじめて、自分もそっちにシフトしたんです。当時はVIPの全盛期でしたから、自分もセルシオやプレジデントなんかの王道は一通り乗ってきましたよ。
このグロリアは、5年くらい前に買ったものですね。VIPがまた少し流行りはじめるなかで、自分としては少し違いを出したかったといいますか。今では見かけなくなったグロリアを、徹底的に弄ってやろうと。
ただこの型はタマも減っていますし、それ以上にパーツも減っているので、ここまで仕上げるのはだいぶ大変でしたよ。ほとんどワンオフでやっていますし、改造費だけで700万円は超えちゃっているかな。
ただもう、弄るときはお金のことは考えないですね。一度やりたいと思ったら我慢できない性格なので、「これやろう」と思ったらすぐショップにお願いしちゃうんです。
ブランドのロゴは、ブランド物が好きなのもありますし、やっぱりヴィトンやシャネルは私たちの世代にとって成功の象徴なんですよね。それを愛車に入れることで、自分が成り上がった証をアピールしていきたいなと。
こういうロゴもそうですけど、やっぱりイベントに出すなかで、「どうやって差別化するか」っていうのは常日頃から考えていますよ。VIPはイカつい仕様が多いので、好きなキャラクターのデザインを取り入れて、可愛い系の路線を狙ってみたり。
ボンネットのマリーちゃんは、亡くなったバニング乗りの友人が好きで、彼の愛車にもイラストが入っていたんですよね。なので「いつも一緒にいるよ」という意味を込めて、私のグロリアにもマリーちゃんのイラストを入れて、追悼の意を表しているんです。
この車はもう完全にイベント用ですが、そういう背景もあって、こういう晴れ舞台では存分に目立たせてあげたいんですよね。
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(鹿間 羊市)
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