熊本・三角港で「第十五大伸丸」船内見学会を実施
2025年4月21日(月)15時22分 マイナビニュース
上天草市海運業次世代人材育成推進協議会は、「第十五大伸丸」船内見学会を3月27日に三角港(熊本県宇城市三角町)にて開催した。
同見学会には、熊本日日新聞社の「くまTOMO S+」会員44名(親子16組)と一般見学者207名の計248名が参加。船内見学をはじめ、出前講座やオリジナル缶バッチ作成などを楽しんだ。
この見学会は、海運業後継者育成事業の一環として、内航海運のPRと、市内外の子どもたちに職業の選択肢のひとつとして取り上げられる仕事になることを目的として開催された。また、海運事業者との意見交換や、実際の商船に乗船させることで、内航海運や船員の魅力を伝え、地元海運事業者への就職を促す狙いもある。
「第十五大伸丸」は、熊本県上天草市を拠点とする大寿汽船が所有する、昨年(令和6年)11月に進水したばかりの貨物船だ。総トン数は3,106t、ガット荷役装置を搭載しており、砂や砂利、石材等の工事用資材を輸送する。
船内見学会では悪天候にもかかわらず、地元の宇城市・上天草市をはじめ県内外から多くの見学者が集まった。船内のサロンで行われた出前講座では、上天草市海運業次世代人材育成推進協議会WG委員が講師となって、船員の仕事・内航船について解説を行った。