世界一のプロが教えるコーヒー豆の保存方法→「秀逸でした」「ためになる」 目からウロコの意外なメリット

2025年4月25日(金)10時20分 ねとらぼ

プロが教えるコーヒーの保存方法

 世界一のバリスタが教えるコーヒー豆の「飲みきる期限と保管方法について」がYouTubeで公開され、「とても良いお話で勉強になりました」と話題です。動画は記事執筆時点で3万4000回再生を超えています。
●World Brewers Cup 2016 Champion
 動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「TETSU KASUYA World Brewers Cup Champion」。同チャンネルでは、アジア人で初めて世界一のバリスタ(World Brewers Cup 2016 Champion)に輝いた粕谷哲さんが、コーヒーについての専門的な知識からおいしいコーヒーになるレシピなどを公開しています。
 今回は、買ったコーヒー豆の「飲みきる期限と保管方法」について教えてくれています。
●コーヒー豆の保管方法について
 粕谷さんは「コーヒー豆ってどうやって保存したらいいんですか?」という質問を日頃からよくされるそうです。よく「コーヒーは焙煎したてが一番おいしいとか、どんどん劣化していくから」などと言われますが、実際のところはどうなのでしょうか?
 結論から言うと“ちゃんと空気に触れないようにして、1〜2カ月以内に飲み切るのであれば、常温保存で良い”というのが粕谷さんの考えです。
 もちろんある程度の密封はしておき、チャックのあるパッケージなら、毎回ちゃんと空気を抜いてからチャックを閉めていれば、焙煎時から2カ月くらいはおいしく飲めるそうです。
●冷凍保存のメリット
 ただ、本気で最高の状態をずっと保ちたい場合は少し変わってきます。人によりますが、焙煎日から2〜3週間たって、飲んだときに「今日の状態すごくいいな」と思った日に、しっかり密封して冷凍庫に入れるのがオススメ。そうすることでエイジングが進まなくなると言われています。
 もし毎日飲まない人で100グラム買っても1〜2カ月かかるという場合は最初から冷凍してしまっても良いそうです。その際も、他の物のにおいが移らないように空気を抜くことが大事です。
 冷凍した場合に「冷凍した豆はそのまま使って良いのですか? 常温に戻すのですか?」という質問もよく受けますが、粕谷さんの場合は冷凍したまま豆をひいてドリップするそうです。冷凍にはエイジングが止まる以外にもメリットがあり、それは「粒度分布がそろう」ということ。ひき目が均一だと、成分の溶け出すスピードもそろいやすくなるため、 よりおいしくなるのだそうです。
 保存については季節性もあり、常温保存の場合、気温の高い夏はやはりエイジングが進みやすいので少し早めに使い切ることを意識した方が良さそうです。 
 また、「古くなったらまずい」と感じるのは、油が酸化しやすい深煎りの可能性があります。良い生豆を浅く焙煎しているものなら2カ月寝かせてもおいしさはそのまま。ただ、その場合はお湯の温度を少し高めにするのがオススメだそうです。
 とにかく、空気に触れさせないように保存するのが大事なので、パッケージの作りをよく見てコーヒー豆を選ぶのも必要かもしれません。
●「勉強になりました」「ためになる」の声
 動画には、「保管方法の確認だけでなく、冷凍をした場合に“利点”がある事もわかったので、積極的に冷凍保存も使っていこうと思います」「保管以外のお話もとても良いお話で勉強になりましたありがとうございます」「すぐ飲んじゃうから保管とかあまり興味ないかなあと思いながら開きましたが、ためになる話や裏話が聴けてとても面白かったです」「パッケージに書かれたすてきな言葉のお話、ありがとうございます!」といったコメントが寄せられています。
 粕谷さんはYouTubeの他に、Instagram(@tetsukasuya)やX(Twitter/@tetsu_kasuya)、公式サイトで情報を発信しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「TETSU KASUYA World Brewers Cup Champion」
(Yuki ブログ/Instagram)

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