森の中で発見された〝小鳥のためのBAR〟に3.2万人注目 「こういうの和む」「絵本の世界かよ」
2025年5月21日(水)15時0分 Jタウンネット
森の中で素敵な「バー」を発見した——そんな目撃情報が、X上で注目されている。
「ことりの巣材バー」
木にぶら下げられたその看板から、さらに何やらカラフルなモコモコがぶら下がっている。
つまりこれって、小鳥たちが巣を作るための材料を用意してあげてるってこと?
2025年5月11日、Xユーザーのjp(@kotori_jp)さんが投稿したポストには、X上で3万2000件以上のいいね(20日昼時点)のほか、
「こういうの和む〜 優しい世界」
「絵本の世界かよもうううかわいいいい」
「おしゃれな巣ができる!」
「泡立て器なのナイスすぎる」
「色で人気不人気ありそうで面白い」
といった声が寄せられるなど、多くの人がホッコリした模様。
「ことりの巣材バー」がオープンしているのは、長野県軽井沢町の「軽井沢星野エリア」内にあるピッキオのビジターセンター。
Jタウンネット記者は16日、ピッキオに詳しい話を聞いた。
モコモコの材質は...
取材に応じたピッキオのスタッフによると、春は野鳥の繁殖期。
このシーズンの野鳥たちは巣作りのための材料を集めているため、動物の毛などを吊るしておくと、巣材として使うために持っていく。そこで4月中旬から7月中旬にかけて、毎年「ことりの巣材バー」を設置しているんだとか。
頻度に関しては定かではないものの、特にシジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、ヒガラといったシジュウカラの仲間がこのバーを活用している姿が観察されているとのことだ。
「(ことりの巣材バーは)こうした野鳥の生態や行動を観察していただくことで、興味を持っていただくきっかけ作りとして設置いたしました」(同スタッフ)
なお、巣材として置いてあるのは羊毛や犬の毛。どちらも自然に分解される素材なので、使っているんだとか。
このバーを使った鳥たちの巣は、どんな姿をしているのだろう? 気になる人は、軽井沢へ探しに行ってみてはいかが?