大地真央 主演映画『ゴッドマザー』では15歳のシーンも演じて「時に落ち込んだら、とことん落ち込む。その状況を受け入れるほうが健康的」

2025年5月23日(金)12時30分 婦人公論.jp


(撮影:浅井佳代子)

現在発売中の『婦人公論』2025年6月号の表紙は、俳優の大地真央さん。最近、心も体も健康であることが大事だと実感していると話す大地さん。落ち込んだときの解決方法は——。発売中の本誌から、特別に記事を先行公開いたします。(撮影:浅井佳代子 構成:篠藤ゆり)

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役を着ぐるみのごとく


映画『ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜』で、ファッションデザイナーのコシノヒロコさん、ジュンコさん、ミチコさん三姉妹の母・小篠綾子さんを演じさせていただきました。

綾子さんは戦争で夫を亡くされたあとも、洋裁店を切り盛りしながら、パワフルに、チャーミングに、自由に生き、三姉妹を立派に育て上げられた方。

そんな魅力的な綾子さんの生涯を私が演じるのはおこがましいと思いましたが、資料として本などを読んでいくうちに、「演らせていただきたい」という気持ちに変わっていきました。

綾子さんの心の機微を


子育てにおいては、「そんなん知らん!」と突き放しつつ、実は人一倍心配しながら、自分の足で立つことの大切さを教えている。そうした綾子さんの心の機微を大事に演じたつもりです。

映像作品で15歳から92歳まで一人で演じるのも、初めての体験でした。

年齢による演じ分けは衣装やヘアメイクにも助けられましたが、15歳のシーンは……まぁ、笑っていただければ幸いです。(笑)


『婦人公論』6月号の表紙に登場した大地真央さん

心も体も健康に


最近、心も体も健康であることが大事だと実感しています。体の健康は食事・睡眠・運動が基本ですが、継続が何より難しい。幸い、私は体が丈夫。以前、お医者さまから「体のベーシックな部分は12歳までに作られます。ご両親に感謝ね」と言われたことがあります。

私が育った淡路島は自然が豊かで食材もおいしく、母は料理上手でした。そんな環境が、私のベースを作ってくれたのでしょう。三姉妹の末っ子で姉たちからもかわいがられ、自分で言うのもなんですが、すくすくと育ちました。(笑)

私はクヨクヨ悩まないタイプ。目の前にやるべき目標があると、嫌なことも忘れてしまいます。《今》に集中しているからかもしれません。

時に落ち込んだら、とことん落ち込む。その状況を受け入れるほうが、健康的だと思うんです。一度底まで沈めば、あとは浮き上がるしかないのですから。

婦人公論.jp

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