聖書の中で“やらかす”人たちから生き方を学ぶ ゆるふわ聖書解説本『聖書のなかの残念な人たち』
2025年5月23日(金)9時0分 OVO[オーヴォ]
約11万人のフォロワーを持つ「上馬キリスト教会ツイッター部」(@kamiumach)のMAROさんによる、ゆるくて楽しい現代人のための聖書ガイド『聖書のなかの残念な人たち』 (笠間書院)が、5月26日(月)に刊行される。
MAROさんは、キリスト教会をはじめ、寺院や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。『上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門』(講談社)、『人生に悩んだから「聖書」に相談してみた』(KADOKAWA)など、一貫して聖書を分かりやすく、現代にも通じるものとして紹介し続けている。
同書に登場するのは、聖書の中でやらかす「残念な人々」。「私たちは絶対に正しいし最高!」と調子に乗る人。負けを認められずに、損失をどんどん増やしてしまう人。ダメだと言われるとやりたくなる人。酔っ払って裸で熟睡する人。部下の出世をつぶそうとする人。大声で暴言を吐く人。落ち込んでいる人を正論で追い込む人。リーダーになりたがる人——。聖書に登場する人たちの「残念」な失態エピソードを紹介。「正しい人なんて誰もいない」とし、「絶対にゆるされないこととは?」と問い掛ける。
「聖書とは“人間の残念さの歴史”」とするMAROさん。残念だからこそ救われ、人からも神様からも愛される。2000年前から変わらない「人間の残念さ」から、現代社会に生きる私たちの日々の悩みやストレスを俯瞰(ふかん)的に見るヒントが、同書には詰まっている。四六判、税込み1980円。