<花魁道中>と書いて何と読む?ヒントは大河ドラマ『べらぼう』にも登場する位の高い遊女にまつわるもので…難読漢字で日本史を学ぼう
2025年5月28日(水)14時47分 婦人公論.jp
留まることなく流れ、現代の私達へとつながる日本史。
その間に起こった日本を変えた激変、事件、事変に制度、そして地名に加えて、活躍した武将、悲劇の人物…。
あらゆるものが”漢字”で表記されています。しかし、中にはスラスラと読めない、いわゆる難読漢字で記されているものも。
そこで本企画では難読漢字によるキーワードを厳選。読み方の紹介とともに、その意味をあらためて解説します。
さあ、あなたも難読漢字で日本史を学ぼう!
何と読む?
「花魁道中」
いったい何と読むでしょうか?
果たして正解は…
正解は…
正解は「おいらんどうちゅう」でした。
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吉原遊廓の遊女で位の高い者のことを指す花魁(おいらん)。
花魁は引手茶屋を通して「呼び出し」をしなければならなかった。呼び出された花魁が禿や振袖新造を従えて遊女屋と揚屋・引手茶屋の間を行き来することを滑り道中、後に花魁道中(おいらんどうちゅう)と呼んだ。
吉原に遊廓ができた当初には、少数ではあるが江戸にも太夫がおり、その数は万治元年(1658年)の『吉原細見』によれば、太夫3人であった。またその下位の遊女として格子67人、局365人、散茶女郎669人、次女郎1004人がいた。
江戸時代後期の安永4年(1775年)になると、吉原細見には散茶50人(内、呼出し8人)、座敷持357人(内、呼出し5人)、部屋持534人など(総計2021人)となっている。
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皆さんは正確に読めましたか? では次回もお楽しみに。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E9%AD%81#%E6%A6%82%E8%A6%81)最終更新 2025年5月5日 (月) 20:51
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