憧れのクルーズ船で上海へ。『ジョエル・ロブション』の絶品料理を大満喫してきた
2019年7月12日(金)10時50分 食楽web
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レストランの支払いや手土産の購入などで、日常的にクレジットカードを使う人は多いはず。とはいえ、自分が使っているクレジットカードの特典をきちんと把握している人は少ないのではないでしょうか。筆者もクレジットカードはよく使いますが、単に支払いをしてポイントを貯めるためのものでしかありませんでした。
そんな“クレカなら何でもいい派”の筆者ですが、「ラグジュアリーカード」というクレジットカードを持つことになり、実はグルメな人にぴったりな特典が満載なことを発見! それに気付いたのが先日の上海出張でした。
この上海行きの理由は、ラグジュアリーカードの会員だけが上海行きのクルーズ旅の室料が無料になる先着特典があったから。今回はこのクルーズ旅にプレスツアーとして参加し、クルーズ旅、そして上海グルメを満喫してきました。気になるクルーズ旅での食事や上海で使えたラグジュアリーカードの特典などをご紹介しましょう。
クルーズ船は無料でコース料理も食べられる
今回筆者が参加したのは、MSCクルーズの横浜港発上海港行きの3泊4日のクルーズ旅です。乗客定員は3200人以上、乗務員は約1370人、客室は1637室もある大きな船で、船内にはレストランはもちろん、カジノやスパ、シアターなど、さまざまな施設があるのでまったく退屈することはありません。
こんなに大きな船に乗るのは初めての経験。クルーズ旅といえば中高年の参加者だけなのかと思いきや、比較的若い世代の人もいたのが意外だった
乗船したMSCスプレンディダには、2つのメインダイニングがありました。筆者が利用したのは「ラ・レッジア」というレストランで、利用できるレストランはあらかじめ決められています。朝食と昼食は時間内に行くと空いている席に案内されるのですが、夕食のみ時間帯が指定されており、指定された席に通される仕組み。
「ラ・レッジア」では朝食と昼食がビュッフェ形式で料理が提供される
2日目のランチビュッフェ。パンなどはすべて船内で焼き上げており、フォカッチャが並ぶのがイタリアの船らしいと感じた
船の食事といえども、ディナーはコース料理になっており、味も街のレストランレベルで大満足。好きなメニューを好きなだけオーダーできるので、自分のお腹の減り具合に合わせて調整できるのが良かったです。
ディナーはメニューリストから好きな料理を好きなだけ頼める。前日はお肉にしたので今日は魚にしようといった変化をつけられるのがいい
メインダイニングが空いている時間に食事ができなかったときや、小腹が空いたときにはビュッフェレストランの「パゴパゴ&ポラポラ」に行くのがおすすめ。朝6時から深夜0時まで何かしらの食事が楽しめ、コーヒーや、ジュースなども飲めます。
こちらのビュッフェは夜になると焼き立てのピザが数種類並ぶ
ちなみに、メインダイニングとビュッフェレストランの食事は部屋代金に含まれているので、食事のたびに代金を支払う必要はありません。アルコール類などのドリンクは、部屋によっては料金に含まれていたり、含まれていない場合も乗船時に飲み放題プランを設定できたりします。ソフトドリンクの飲み放題プランもあるので、ここはケチらずに利用するのがおすすめです。
飲み放題プランなら、レストランだけでなくプールバーで注文するカクテルも飲み放題になる
船内には無料で利用できるレストランだけでなく、有料で利用するスペシャリティレストランが3つあります。今回、筆者が利用したのは「ブッチャーズ・カット」と「ディムスムバー&ティーハウス」の2つ。
ブッチャーズ・カットはアメリカンスタイルのステーキハウスで、本格的な肉料理が楽しめるのが特徴。ワインと肉料理を堪能していると、海の上にいるのを忘れそうでした。
「トマホーク」は見た目のインパクトだけでもテンションが上がる。赤身肉の旨味がぎゅっと詰まったひと皿だ
「牛肉の骨髄」は、ワインとの相性が最高だった。カラメル色になるまで炒められて甘みのある玉ねぎとトロリとした骨髄がたまらない
肉だけでなく海鮮も揃う。「シェルフィッシュプラッター」のボリュームに驚かされた
ディムサムバー&ティーハウスは、香港で有名な飲茶レストラン「ディムサムバー」のお店。名店の味が船内で楽しめるとは予想外です。食事時はもちろん、ちょっと小腹が空いたときに利用するのも良さそうです。
「竹の子と豚肉のスープ麺」と「海鮮シュウマイ」を注文。優しい味の中華なので、お茶と一緒に楽しみたくなる
コンシェルジュ経由でのレストラン予約やリムジン送迎を体験
上海に到着したのは4日目の朝。この日の夕食は、あらかじめラグジュアリーカードのコンシェルジュに予約をお願いしていた『ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション』に向かいました。ラグジュアリーカードのコンシェルジュサービスは、レストランの検索や予約などを24時間いつでも相談できるんです。ゴールドカード、ブラックカードの会員なら電話だけでなくメールでも対応してもらえるので、今回は時間変更をクルーズ中にメールでお願いしたりもしました。
上海の「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」は外灘(バンド)にあり、ロブションらしい落ち着いた雰囲気のレストランとなっている
ちなみに、夏休みに計画している海外旅行でもコンシェルジュにお願いしてレストランを予約してもらっています。店舗側と連絡を密に取りながら手配を進めてくれるので、安心して予約を任せられるのはありがたい限りです。
今回は特別に、ゴールドカード特典のひとつ「ラグジュアリー リムジン」も体験させてもらいました。ホテルにハイヤーが迎えに来てくれて、目的地のレストランまで街並みを見ながら移動していると、セレブになったような気分に。記念日はもちろん、ドレスアップして行くようなお店なら、こういったサービスはかなりありがたいですね。
ゴールドカード会員のみ、上海、ハワイ、ニューヨークなどの海外13の対象レストランの利用時はリムジンで片道送迎してもらえる。国内の場合は、東京・関西地域内の対象レストランでディナーを予約すると、ゴールドカードは往路復路のいずれか片道、ブラックカードは往路の片道送迎が特典となっている
この日いただいたのは、9皿のコースとワインペアリング。どの料理も繊細な味付けと華やかな見た目で、上海で最高な贅沢をしていることを実感できました。実は生まれて初めてのロブション来訪だった筆者。上海での素敵な思い出になりました。
いきなりフォアグラとパルメザンチーズを使った前菜が登場。濃厚な味わいでキリッとしたシャンパンによく合う
ロブスターのラビオリは旨みがたっぷり。ナツメグやローズマリーなどのアクセントが効いている
ローストされたアーティチョークの周りには、ウコンとひよこ豆のカプチーノがかかっている。なんだか健康に良さそう
肉厚なホタテのソテーの火入れの仕方は絶妙。これぞロブションクオリティ!
スウェーデン産の程よく脂がのったサーモンをペッパーの効いたソースでいただく
和牛とフォアグラのロッシーニ風はまさに贅沢の極み。和牛の旨みと濃厚なフォアグラがたまらない
日本酒やゆずを使ったソルベが出てきて、和食ブームをこんなところでも感じた
ライチのパフェとヨーグルトのソルベ。甘酸っぱいベリーと食べるとさっぱりした
最後に出てきたのはマカロンとババロア。ババロアがブタをモチーフにしているのは、中国ではブタが縁起のいいモチーフだからだろう
さらにうれしかったのが、ラグジュアリーカードのコンシェルジュ経由で予約すると、到着時のグラスシャンパンやお土産のマカロンがもらえたこと。こういうちょっとした特別感を体験できるのがいいですね。
ただ予約するだけでは経験できない特別感が旅先で感じられるのはうれしい。マカロンはホテルに帰ってからさっそくいただいた
ホテルの朝食ルームサービスで朝から贅沢気分
宿泊したホテルももちろんラグジュアリーカードのコンシェルジュにお願いして手配してもらいました。「ザ プリ ホテル アンド スパ」という静安寺エリアにあるホテルで、館内のレストランはミシュラン1つ星に認定されているそうです。
竹林とレンガで囲まれたエントランスを抜けると、フロントクラークとラウンジが広がっている
そんなホテルで、部屋をアップグレードしてもらえたのもラグジュアリーカードのおかげ。今回はアーリーチェックインにも対応してもらい、まさに至れり尽くせりです。
アップグレードでまさかのジュニアスイートに宿泊。ワンランク上の体験をできるのがラグジュアリーカードの醍醐味だ
部屋が素敵だったのはもちろん、なんと言っても朝食を部屋でいただけたのは最高に贅沢な経験! 私はチャイニーズフードの朝食をお願いしたのですが、中華粥、飲茶、フレッシュなフルーツなど、思った以上に品数も多くて驚きました。海外に来て部屋でリラックスしながら朝食を食べるのは初めての経験だったので、「ラグジュアリーカードおそるべし!」と思わずにはいられません。
シンプルだがどれも丁寧な味付けで、ホテルの朝食で現地感のある食事が楽しめて大満足
今回は上海でいかにラグジュアリーカードが便利だったかをお届けしましたが、国内にいるときもグルメな人に向けた特典が満載。そのなかのひとつが、「ケンズカフェ東京」のガトーショコラを、平日のみ1日5本の取り置きをしている優待です。
このガトーショコラのために開発されたクーベルチュールを使用する。グルテンフリーなのにきちんとチョコレートのコクや甘み、苦味が感じられる驚きのケーキだ
通常、新宿本店での受け取りは数か月待ちなのですが、ラグジュアリーカード会員なら当日でも予約が可能。こだわりの焼き立てガトーショコラをいつでも買えるとなると、日常的に手土産などでも活用したくなりますね。
また、「Rococo Tokyo White」というプレミアムなホワイトビールが直接購入できるといった特典もあります。通常小売やオンラインでの販売はなく、ハイエンドなレストランでしか提供されていないビールが買えるのは見逃せません。
ほかにも、全国約200店舗で2人以上の所定のコースを予約すると1人分が無料になる「ラグジュアリーダイニング」や、指定レストランでコース料理をアップグレードしてもらえる「ラグジュアリーアップグレード」、フォーシーズンズホテル丸の内 東京やコンラッド大阪など5つの開催場所でテーマに合わせた特別なワインやアルコール、オリジナルのフィンガーフードがいただける「ラグジュアリーソーシャルアワー」への参加など、食に関する特典が満載です。
こんなお得な優待がたくさん用意されたラグジュアリーカードの年会費は、ゴールドカード会員(招待制)が20万円、ブラックカード会員が10万円、チタンカード会員が5万円となっています。私自身、「その年会費ってなかなか高いな」と最初は感じていたのですが、コンシェルジュやさまざまな優待を使えば使うほど、「これってアリかも」と思うようになりました。
優待をしっかり体験するならブラックカード以上がおすすめ。「特別な体験をするための投資」と捉えれば、そう高いと感じにくくなった
食にこだわりがある人なら、一度ラグジュアリーカードを持ってみるというのもひとつの選択肢。ぜひその優待をどんどん活用してみてください。
(取材・文◎今西絢美)
●DATA
ラグジュアリーカード
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