この観劇体験が「追加料金ナシ」で良いんです!? 10周年迎えた「ハウステンボス歌劇団」がかなり凄い

2023年7月31日(月)20時0分 Jタウンネット

2023年7月、「ハウステンボス歌劇団」は創立10周年を迎えた。

「ハウステンボス歌劇団? なにソレ?」なんて読者も、もしかしたらいるかもしれない。

それは、名前の通り「ハウステンボス」で活動する女性だけの「歌劇団」である。

彼女たちは約10年の間、常設劇場「MUSE HALL」で公演を行ってきたが、23年3月に新しく「ハウステンボス歌劇大劇場」がオープン。これまでの4倍近い座席数を備えた大きなホールで新たな一歩を踏み出したばかりである。

8月8日には「10周年記念公演」を上演予定。この1日限りの特別公演を迎える前に、ハウステンボス歌劇団初心者だった筆者が3月に観劇したこけら落とし公演の模様をご紹介しよう。

「ハウステンボス歌劇団ってこんな感じなんだ!」とわかってもらえるはずだ。

日常生活とかけ離れたきらびやかな世界に...無料で!?

筆者は観劇ファンで、小学校高学年の時に東京宝塚劇場の舞台に圧倒されて以来、様々な公演に足を運んできた。

しかし、ハウステンボス歌劇団を観るのは初めて。大変人気で連日ほぼ満席とは聞いていたので、ドキドキしながら劇場に足を踏み入れた。

1階だけで1000人収容できる大きな、そして重厚でエレガントな劇場だ。室内はオペラハウスを想起させる荘厳な空間だった。

「ハウステンボス歌劇大劇場オープンいたします」

と挨拶したのはトップスターの優雅さん。

優雅さんは宝塚歌劇出身で、ハウステンボス歌劇団初期からのメンバー。次世代のトップスター育成を目的に生まれたチーム「雅(ブルーローズ)」を率いている。

ハウステンボス歌劇団には他に5つのチームがあり、それぞれ「チーム輝(シャイン)」、「チーム華(フラワー)」、「チーム凛(ハート)」、「チーム翔(ウィング)」、「チーム奏(ハピネス)」という名前がついている。

これらのチームが代わる代わるハウステンボス歌劇大劇場を拠点に毎日、公演を開催していくのだが、こけら落とし公演には全メンバーが勢ぞろいしていた。

ドレスに身を包んだ可憐な娘役も魅力だが、男役スター達は惚れそうになるほど格好いい。

個性たっぷりの各組のスターが美しい衣装で歌って踊る様子は、この上なく贅沢だった......。

音響や照明、舞台装置の効果も圧倒的で、大きな会場を埋める1000人の観衆がその素晴らしい舞台に魅了されていた。

新しい劇場で上演される舞台は、ミュージカルからオリジナルストーリーまで趣向を凝らした内容になるとのこと。1公演60分程度とのことなので、比較的気軽に鑑賞できる。

舞台の魅力は何といっても、日常生活とかけ離れたきらびやかな世界に連れて行ってくれる力強さ。ハウステンボス歌劇団も、もちろんその力強さを持っている。

前方の席は有料チケットが必要だが、劇場後方のAシートは無料。ハウステンボスの入場チケットさえあればよい。

アトラクションで遊んだり、美しい園内の風景を楽しんだりした上で舞台の魅力にまで浸れるなんて......ちょっと凄すぎるかもしれない。

Jタウンネット

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