まともな社会生活は不可能だから!? 住民は全員、性犯罪者…NPOが設立した「ペドフィリア村」=米

2023年8月2日(水)20時0分 tocana


 200名以上の性犯罪者が暮らす「ペドフィリア村」に、近隣住民たちが戦々恐々としている。英紙「Daily Star」などが伝えている。


 米国・フロリダ州南部のパホーキーという町から約6km。サトウキビ農場の跡地に築かれた「ミラクル・ビレッジ」は、すべての住人が性犯罪の前歴を持っており、うち8割は未成年に対する犯行で捕まっている。


 フロリダの州法において、性犯罪者は学校施設や公園から300m以内の区域に居住することを禁じられる。そのため、キリスト教系のNPOが彼らの“安息の地”を作ろうと思い立ったのが、村の始まりである。


 公式サイトによると、村は「刑務所出所者の社会復帰を支援するため、必要なサービスを提供している」とのことだが、近隣住民は当然のごとく不安に駆られている。


 ある女性は、性犯罪者たちが転居してくることに「恐怖を覚えた」といい、それ以来「娘を外で遊ばせていない」という。アメリカの法律では、性犯罪者が住居を移す際、転居先の近隣住民に当該人物の転入と前歴が通知されるのだ。


 村での暮らしは一体どのようなものなのか? 2014年に村へ潜入取材し、住民と交流した女性ジャーナリストは「彼らは想像されているような“怪物”ではなく、その辺にいる普通の人々と何ら変わらなかった」と述べている。


 実際、村内の治安は良好なようだ。村長格で、やはり元性犯罪者のパット・パワーズさんは2015年にメディアのインタビューを受けた際「村ができて7〜8年経つが、事件は一度も起こっていない」としている。ただ、これには「些細なことでも即座に刑務所に送り返される」彼らの状況も影響していると考えられる。


 住民の事情もさまざまだ。9歳児を強姦しようとした18歳男性など、疑いようのない凶悪な前歴を持つ者もいるが、中には「彼女が年齢詐称をしていて、実は16歳だった」ために逮捕された男性もいる。本人いわく、2人の仲は彼女の親からも公認されていたそうだが、逮捕されたことで性犯罪者リストに永久登録され、彼女はおろか家族とも暮らせなくなったとのことである。


 先述したとおり、アメリカでは性犯罪は重く罰せられ、たとえ刑期を全うしても、まともな社会生活を送ることはほぼ不可能だ。多くの者はホームレスに転落するか、刑務所に戻っていくことになる。自業自得といえばそれまでだが、犯罪者を再生産するような状況では刑務所の存在意義も問われるといえよう。


 そんな村の様子は、以下の動画で見ることができる。このような村が近隣に建設されることになったら、貴方はどう思うだろうか……?


参考:「Daily Star」ほか

tocana

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