緑色でも十分辛いトウガラシを赤くなるまで育てる理由

2020年8月11日(火)8時0分 Jタウンネット


[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2020年7月28日放送の「なぞの細道」のコーナーで、石川県白山市にある剣崎町から中継していました。

この辺りは、伝統野菜である「剣崎なんば」の産地として知られています。

赤も緑も辛さはほとんど変わらない

「剣崎なんば」は、15センチにもなる大きさと、鮮やかで艶のある赤い色が特徴の唐辛子。明治時代には栽培されており、地域の伝統野菜のひとつです。

最近では、カレーやチョコレート、スパイスなどの商品化もされています。

番組ではその日の畑の様子が映され、まだ緑色の「剣崎なんば」がたくさんできていました。食べてみると、赤いものとと同じくらいの辛さで味もほとんど変わらないといいます。栽培者の方に伺うと、含まれているカプサイシンは赤も緑もほとんど変わらず、緑の方が皮が若干柔らかいそうです。

同じトウガラシ属のピーマンは完熟すると赤になりますが、基本は緑で収穫して食べます。

では、唐辛子はなぜ緑で食べないのでしょうか?

実は、地元の方は緑の「剣崎なんば」を、オーブンで焼いて砂糖醤油で食べたり、なんば味噌にしたり、チャーハンにしたりして食べているそう。

しかし、唐辛子は基本的に調味料として使います。色による視覚からの情報を大切にしているため、出荷するのは赤色のものだそうです。

確かに赤色の唐辛子は、見るからに辛そうです。ドッキリで緑を食べさせて驚かせるのも面白そうですね。

(ライター:りえ160)


Jタウンネット

「テレビ金沢」をもっと詳しく

「テレビ金沢」のニュース

「テレビ金沢」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ