都立工業高校の新たな取組み&魅力紹介…都教委が動画公開

2022年10月25日(火)15時15分 リセマム

短編動画「都立工業高校は、都立工科高校へ」

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東京都教育委員会は2022年10月24日、都立工業高校の現在、そして今後の取組みを紹介する動画を作成し、公開した。都立工業高校の魅力を伝える短編動画と、今後の戦略プロジェクトを紹介する動画の2本立て。

 東京都教育委員会では、ものづくりが迎える新たな局面に向きあい、社会からの期待に応える工業高校を目指すため、「Society5.0を支える工業高校の実現に向けた戦略プロジェクト Next Kogyo START Project」を策定。Society5.0時代に、創造的な活動により新しい価値の創出や都市課題の解決に貢献できる人材を輩出する工業高校の実現に向けて、教育内容の充実や魅力の向上等の施策を推進している。

 今回、都立工業高校の魅力を伝える短編動画「都立工業高校は、都立工科高校へ」と、今後の都立工業高校についての戦略プロジェクト「Next Kogyo START Project」の各取組み等を紹介する「都立工業高校の将来像の実現に向けた戦略プロジェクト(解説編)」の2本の動画を公開。短編動画では、2023年4月に現在の「工業高校」から先進的で魅力ある専門高校に相応しい名称である「工科高校」へと変更するにあたり、工業高校の学びがどのように変化していくのか、従来のイメージが一新されるような新たな「工科高校」の魅力をわかりやすく紹介している。

 解説編の動画では、より詳しく具体的に、どのような学びが導入されるのかを紹介。たとえば、既存の工業系学科を先進的な学科へリニューアルするべく、「ロボティクスコース(蔵前工業高校:2023年度入学生〜)」や「食品サイエンス科・仮称(中野工業高校:2024年度入学生〜)」「都市防災技術科・仮称(北豊島工業高校:2024年度入学生〜)」「IT環境科・仮称(杉並工業高校:2024年度入学生〜)」といった学科の新設が進められている。また、ITの実践的・体験的な学習活動がすべての学校に導入され、最新の環境で学ぶことを重要視し、各学校にあったスマートな実習機材へ随時アップデートが図られる。

 また、生徒自ら課題を見つけ、解決策を考え、トライアンドエラーを繰り返しながらものづくりのプロセスを学ぶ「PBL(プロジェクト・ベースト・ラーニング)」による学習や、企業・大学・NPO法人等との連携による最新の知識・技術のキャッチアップと学びの視野の拡大、次世代のトップランナーを工業高校から輩出するための校外活動や研究を推進する「東京未来ファクトリー」、専門高校生徒を対象とした海外派遣研修事業等を紹介している。

 動画は東京都公式動画チャンネル「東京動画」から見ることができる。

リセマム

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