東日本は「ワイシャツ」、西日本は「カッターシャツ」その名の由来は...?

2017年12月2日(土)6時0分 Jタウンネット

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2017年11月20日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、ワイシャツとカッターシャツの違いについて調べていました。


県外出身のアナウンサーは「カッターシャツ」という言葉を石川県に来て初めて聞いたそうです。地域によって呼び名に差があるのでしょうか?


大阪発祥のヒット商品


石川県民にインタビューをしてみると「カッターシャツ」と呼ぶ人が7割、「ワイシャツ」と呼ぶ人が3割という結果。


全国的には、西日本に「カッターシャツ」と呼ぶ人の割合が多く、東日本には「ワイシャツ」と呼ぶ人が多いことがわかりました。


金沢市のオーダーシャツ専門店「金港堂」の方の話によると、ワイシャツは明治時代に西洋文化の一つとしてもたらされました。


そのときは、「ホワイトシャツ」という名前だったのですが、発音の関係上「ワイシャツ」と聞こえたようで、その呼び名で広まりました。


当時のシャツは、襟と袖が取り外しでき、襟の前と後ろにボタンがついていたそうです。そして、襟の部分は汚れるので、旅行用などに箱に入れて持ち運ぶこともできました。


一方のカッターシャツは、大阪に本社がある「ミズノ」が開発した商品です。スポーツ用の襟付きシャツとして販売しました。


当時の社長が、野球チームを応援する人を見て「勝った勝った!」という姿から「カッターシャツ」と命名。当時のヒット商品だったそうです。


もともとは、別の商品だったのですが、ワイシャツの襟を取り外しするのは面倒だという理由で、スポーツ用のカッターシャツをワイシャツがわりにする人が増えてきました。


また、ワイシャツも襟の取り外しのできないものが作られるようになりました。ワイシャツとカッターシャツが混同した状態で、カッターシャツをいう名前は大阪を中心にして残っていると考えられています。


今は同じものですが、発祥、用途、語源に明らかな違いがあったのですね。(ライター:りえ160)

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