まさかのヤミ栽培!? 同僚に「園芸部」に誘われてトウモロコシを育てたら「会社に園芸部なんてない!」と激怒された女性【前編】

2024年1月16日(火)15時55分 キャリコネニュース

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友達選びを間違えると痛い目に遭う。神奈川県の30代後半の女性(事務・管理/年収450万円)は、「メーカーに勤務していた頃、組織替えのため本社部門からの工場の管理部門に異動した当時の話です」と前置きし、このように続けた。


「同期の結びつきが強く、同期で飲み会や結婚のお祝いをする環境のなかで私は孤立していました」


そんななか、ある転機が訪れた。(文:長田コウ)


「なんとトウモロコシはすべて抜かれていました」



更衣室で声をかけてきた女性がいた。彼女は半導体の設計をする「優秀な人」で、同期入社であることもわかった。


「本社採用の私と工場勤務の彼女と友達付き合いが始まりました」


そんな救世主のような友人にある日、「園芸部に入らない?」と勧誘を受けた。当時の心境をこう明かす。


「交友関係を広げたかった私は二つ返事で参加の返事をしましたが、メンバーは彼女と彼女の後輩と私の3人だけで、がっかりしたことを覚えています」


とは言うものの、「日当たりのいい場所で園芸部のトウモロコシ畑を見たときは嬉しかったですし、トウモロコシを育てるのは楽しかった」と振り返る。工場は「広い敷地に建物が点在」しているため、園芸をするには最適な環境だったのだろう。


「一緒に水やりをするときに社内の情報などを教えてもらい、色々と助かりました」


待ちに待った収穫の日がやってきた。しかし、そこで目にした光景は信じられないものだった。


「なんとトウモロコシはすべて抜かれていました」


園芸部は会社非公式…問い詰めると「そうだよ。アハハハハ」


驚きのあまり、守衛さんにトウモロコシの行方を尋ねると、前日に「総務部長が抜いていた」という情報が手に入る。翌日、本人に真実を尋ねにいくと……。


「『トウモロコシはすべて抜いた』『会社の敷地で勝手にトウモロコシを育てるなんてけしからん!』と激怒されました」


女性は「園芸部の活動として育てていました」と説明。ところが部長は、


「会社に園芸部なんてない!」


と言い放った。そこで女性が初めて知ったのは、友人が「許可を得ずに勝手に園芸部を名乗ってトウモロコシを育てていた」という事実である。


女性が、園芸部は非公式だったことを友人に問い詰めたところ、友人の返事は「そうだよ。アハハハハ」だったという。悪びれた様子は一切なく、


「来年は総務部長にバレない場所を探そう」「何を育てよう」


と呑気なことを言っていた。この友人にはほかにも不思議な行動が見られたようだ。【後半】へ続く。

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