毒親すぎる登美子(松嶋菜々子)に戦慄…「この人生は勝ち」だったはずが?〈二宮和也コメント付き〉【あんぱん第15回レビュー】

2025年4月18日(金)16時0分 ダイヤモンドオンライン

毒親すぎる登美子(松嶋菜々子)に戦慄…「この人生は勝ち」だったはずが?〈二宮和也コメント付き〉【あんぱん第15回レビュー】

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『あんぱん』第15回より 写真提供:NHK

日本人の朝のはじまりに寄り添ってきた朝ドラこと連続テレビ小説。その歴史は1961年から64年間にも及びます。毎日、15分、泣いたり笑ったり憤ったり、ドラマの登場人物のエネルギーが朝ご飯のようになる。そんな朝ドラを毎週月から金曜までチェックし、当日の感想や情報をお届けします。朝ドラに関する著書を2冊上梓し、レビューを10年続けてきた著者による「見なくてもわかる、読んだらもっとドラマが見たくなる」そんな連載です。本日は、第15回(2025年4月18日放送)の「あんぱん」レビューです。(ライター 木俣 冬)

8年間音沙汰なしで突然帰って来た登美子に戦慄の第15回

 毒親過ぎる登美子(松嶋菜々子)。

 彼女が8年間、音沙汰なしで突然帰って来たわけは、離縁だった。

 まったく悪びれる様子もなく、柳井家に居座って、嵩(北村匠海)にあれこれ言う。でも、嵩は反抗することもなく、むしろ母に支配されている様子で……。大丈夫かと心配になるが、親に捨てられた子どもの、親への強烈な思慕もわからなくもない。

 嵩の複雑な胸の内がつづられる第15回。順を追って振り返ろう。

 柳井家では、千尋(中沢元紀)がカステラを食べながら穂積陳重の『法窓夜話』を読んでいる。穂積陳重は愛媛県出身の法学者で、渋沢栄一の長女の夫である。

 寛(竹野内豊)は千尋の知的好奇心を肯定的にとらえている。

 そこへ、嵩が登美子を連れて帰って来た。

「離縁いたしました」「いろいろございまして」とけろっと語る登美子。気まずい空気が柳井家に流れる。

 町ではさっそく登美子が話題に。彼女は離縁されたのだと噂される。金遣いが荒そうだし気も強そうと。

 心配するのぶに羽多子(江口のりこ)は「母親やき 息子に会いとうて戻ってきたが」と言うものの「……やといいねえ」とそれは希望的観測でしかないことを正直に漏らした。羽多子はほんとうに正直である。


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