IoT/AIで建物のサステナブル性を最適化するITスタートアップ「メンテル」、省エネと脱炭素を通じて環境課題へ取り組むその思いと目指す先とは

2024年5月15日(水)11時0分 PR TIMES STORY

メンテルは「サステナブルな建物へのアップデートを永続的に」をミッションに掲げ、代表の井上智樹が2023年4月に起業したITスタートアップです。建築設備に精通した業界出身者やIoT/AIなどのITの知識を有するメンバーでチームを構成しています。メンテルでは、IoTと連携してAIや機械学習を用いた建築設備の可視化や制御の最適化を行うサービスの開発しています。創業から約1年が経過し、外部公表可能な取組実績が増え、メンバーも増員しながらチームが段々と発足し始めました。このストーリーでは当社の創業背景や、プロジェクトの裏側についてお話します。

建築設備とAI開発の実務経験を有する代表を中心に、建物のサステナブル化に挑戦

IoT/AIで建物のサステナブル性を最適化するITソリューションの展開

メンテルが実現したい世界観は、建物に関する施設運用がデータの活用によって経験や感覚から脱却されることで、人手をかけずに快適な暮らしを担保しながらサステナブルな社会を実現することです。その実現に向けてメンテルでは、IoTと連携してAIや機械学習を用いた建築設備の可視化や制御の最適化を行うサービスを開発しています。また、大手法人会社様や大学法人様との協業にも積極的です。大手法人会社様とは、建物に占めるエネルギー消費の割合が大きい空調をAIで自動制御するテーマはご相談を頂く機会が多いです。大学法人様とは、都市スケールでのエネルギーマネジメント領域で共同研究や研究支援といった形で協業しています。メンテルは様々なステークホルダーと良好な関係を築きながら、サステナブルな社会の実現に向けて業界全体でのIT活用を推進します。

建物単位の省エネ・脱炭素で環境問題に貢献したい、創業者の思い

国全体の占める消費エネルギーやCO2排出量の中でも、建物由来の割合が占める割合が大きいです。メンテルは、一つ一つの建物を特に既設に関してサステナブルにアップデートすることで、建物単位での小さな省エネや脱炭素を積み上げることで国全体の大きな環境貢献に寄与する想いで立ち上がりました。その想いは創業者であり代表の井上が、株式会社竹中工務店での建築設備の設計施工の経験と、株式会社グリッドでのAI開発の経験が由来しています。ITの側から建築設備のプロとして、建設不動産というアナログな業界のDXや、建物のサステナブル化による環境貢献への実現を目指すべく、メンテルを創業しました。

実績とともにポジション確立へ、建築設備に特化したテック企業として複数プロジェクトを推進

現在は空調制御や電力需給などをAIで最適化するようなプロジェクトを複数並行して取り組んでおります。外部に公表できる実績が増えた今では、創業間もない頃と比べてプロジェクトの起案から着手のハードルが大分下がりました。当初は、数ヶ月から長いもので半年程度の期間を設けて、実際の現場調査やデータの確認などを事前検証として時間をかけて行いました。今でも同様のプロセスを経ますが、実績有無でお客様からの第一印象が大きく変わったように思います。また業界出身者でITの知見を有するメンバーの参画も、その一助になっています。

顧客と伴走し精度を高める。建物のサステナブル化を目指すメンテルの姿勢

プロジェクトの企画から立ち上げまで

なんでもやるというスタンスで事業を始めて、当初は3Dスキャンや国が公開する建物オープンデータの活用など、幅広い企画のテーマでお客様へ提案して回りました。その中でやはり現場業務の課題で、設備運転の業務平準化や光熱費の削減といった課題のご相談を頂きました。

とはいえ、AIを活用してどんなシステムが構築されて、どれくらい効果が得られるのか、分からないといった会話から始まりました。そこで、本格的な開発に着手する前に現行のシステムや業務のヒアリングを行ったり、実際のエネルギー消費や設備運転に関する実績データを用いた事前検証を行ったりしました。そうすることで、段々とお客様とゴールの目線合わせが出来て、開発に着手することが出来ました。

国籍・年齢・参画形態が多様なメンバーでチームを構成

プロジェクトの立ち上がり

いざ開発に着手すると試行錯誤を繰り返しながら、現場の声を開発にフィードバックして精度を高める工程を経ます。例えば、空調制御では翌日に生じる熱の負荷を予測する精度の向上を行ったり、電力需給では電力市場との電力取引における様々な制約条件を処理に組み込んだりします。そういった過程を経ながら、顧客とも会話を重ねて開発物の精度を段々と高めます。

現場見学と業務ヒアリングを反復して開発に反映

開発段階での課題

開発の中で苦労するのは、エンジニアメンバーの開発要件の理解です。直接顧客と会話するプロジェクトマネージャの立場のメンバーはドメイン知識を有しますが、プログラミングを実装するエンジニアのメンバーはドメイン知識を新たに習得して実装に落とし込む必要があります。具体的には、熱の発生原理や電力の市場取引ルールといった複雑なドメインの知識に対する理解です。

課題に対する解決策

上述したようなドメイン知識の課題というものが、ドメインに特化したシステムを開発する際は必ず生じるものと思います。メンテルが課題を克服しながらプロジェクトを推進出来ている背景として、採用の戦略が一つの要因として考えております。メンテルでは、インターンを含む業務委託などの様々な形態でメンバーを募っています。その中で、機械工学を専攻しながらプログラミングを独学したインターン生や、設備設計の経験がありながらITを得意とするメンバーなど、メンテルが推進する業務に適したバックグラウンドを有する多様なメンバーでチームを構成しています。チーム内でメンバーが独自に勉強会などを開催することで、お互いの知識を高めあう文化を築いており、それによってドメインの深い業界向けのシステム開発のハードルを和らげることを意識しています。

業務委託やインターン生が主体的に開催する勉強会

プロジェクト推進を経て

メンテルで推進するプロジェクトは、企画と開発の期間がそれぞれ数ヶ月から半年程度を要するのと、開発の工程も実証実験からシステム実装までのフェーズを分割しながら取り組ませて頂いております。そうすることで、お客様での投資対効果に見合うかどうかの意思決定を段階ごとにご判断頂けます。2023年度は検証を終えるまでのプロジェクトがほとんどでしたが、2024年度はシステム実装にフェーズを移行し、運用開始に向けて引き続きプロジェクトを推進いたします。

実績の対する反響

2023年度の実績が外部に公表できる段階となり、ホームページや展示会出展を通じてご相談を頂ける機会が増えてきました。メンテルでは引き続き、建築設備の分野に特化したIT企業として、建物のサステナブル化に向けたソリューションでご支援させて頂きます。

展示会で開発成果を顧客へプレゼンする機会をインターン生にも創出

建築設備の実務経験メンバーが揃う、希少なAIプロ集団

建設や不動産の業界の方々と協業させて頂く機会が多いですが、コミュニケーションの負担が少ないことを評価頂けることが多いです。建築設備の設計施工の現場経験を有するメンバーを積極的にチームに迎え入れ、ドメイン知識の保有を強みとしています。それによって、お客様が他のシステムベンダー様などに開発を依頼される際に生じる要件定義の負担が軽減されるとお伝え頂くことが多いです。メンテルのメンバーは業界出身者の中でもITに対する強いこだわりを有するメンバーが在籍しておりますので、お客様と建築設備に対して同じ目線で会話させて頂ける体制を組んでおります。それが開発をご依頼頂く際の安心感に繋がればと願っております。今後は、建築設備の業界全体におけるIT活用を支えるスタートアップとして大きく成長して参ります。

コミュニケーションの育成を目的に週末にスポーツイベントなどを開催

(関連リンク)

・MENTERUコーポレートサイト

https://menteru.jp/

・MENTERUランディングページ

https://menteru.jp/services/eco-tuning/home


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